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出版社内容情報
天の智慧研究会が、帝国に宣戦布告! フェジテに迫る危機を前に、頼みの切り札・セリカが姿を消した。向かう先はタウムの天文神殿。そこで待ち受ける最高指導者・フェロード=ベリフ。その、驚愕の正体はーー
内容説明
『ありがとう、グレン。私はお前に出会えて幸せだった』その書き置きを残して、セリカは消えた。“剣の姫”エリエーテが帝国軍を圧倒し、天の智慧研究会が総力をあげてフェジテの街へと迫ろうとしていた日。彼女は自らの使命を思い出す。帝国宮廷魔導士団、魔術学院の教師や生徒たち。誰もが己のできることを信じ、防衛準備を進めるなか、崩れそうになるグレンの心。セリカを止めるなら今しかない。それでも―「俺は…教師だ。だったら、あいつらを…守ってやらねえと」決断のときは迫る。倒すべき大導師が姿を現し、明かされる禁忌教典の謎。最後の決戦が、ここに始まる―!
1 ~ 1件/全1件
- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
37
天の智慧研究会が帝国に宣戦布告。フェジテに迫る危機を前に姿を消していた頼みの切り札・セリカ。グレンたちはタウムの天文神殿に向かい、最高指導者・フェロード=ベリフが待ち受ける第十八弾。グレンに突きつけられる究極の選択。過去の因縁にも決着を付けながら、フェロードによって明かされてゆくタウム天文神殿、メルガリウスの謎、ルミアと王家の真相、そして魔王の正体と、ここまで激動な展開が続いてきて、さらにそれを加速させるような怒涛の展開でしたけど、ここからどう決着を付けるのか、結末に向けてますます盛り上がってきましたね。2020/12/19
しぇん
17
ここまで長かった。本当に長かったですが、物語の謎についに接近中ですね。暫く二組に分かれて物語が進みそうですが、どちらも展開が気になるところです。アルベルトの固有魔術でのパワーアップ展開やハー何とか先輩達のネクロマンス対策等も気になります。とはあれ、決着つける事項がまだまだ多すぎるので、続きをどんどんだして一気に進めて欲しいです2020/12/20
nishiyan
16
天の智慧研究会が総力をあげてフェジテへと迫る中、書き置きを残して消えたセリカを思い、動揺が隠せないグレン。残存戦力と魔術学院の教師と生徒が防衛準備を進むのだが、セリカを追うか残るか決断を迫られる本巻。これまで積み残された謎が明らかになる怒涛の伏線回収巻といえる内容。そして宿敵との再戦でみせたシスティの成長とルミアの献身はここにきてヒロインレースを横一線の一騎打ちになった印象。どちらが勝ち取るのやら。仕組まれた運命の中でイレギュラーな存在であるグレンは黒幕の野望を打ち砕くことができるか。次巻が楽しみです。2021/01/04
真白優樹
16
天の智慧研究会が帝国に宣戦布告しフェジテに危機が迫る中、セリカが姿を消しグレンが究極の二者択一を強いられる今巻。―――一つを捨て一つを選ぶ時、最後の戦いは幕を開ける。ここまで積み上げてきた伏線の回収が怒涛の勢いで始まり、それぞれの場所でそれぞれの因縁が燃え上がる、最終決戦が幕を開ける今巻。終わらせる為に往くグレンは地に伏し、システィーナは因縁を乗り越える。第一幕が混沌のままに終わる中、果たして巡り来る因果は何処に収束するのか。泥に塗れた先、愚者は勝利を掴めるのだろうか。 次巻も須らく期待である。2021/01/03
ヤギ郎
14
シリーズ第18巻。シリーズ初期から謎に包まれていた禁忌教典(アカシックレコード)について詳細に語られる。秘密にされていた世界観設定が次々と説明され、内容がモリモリになっていたが、いよいよクライマックスに向かって一気に物語が進むのだろう。今までグレンは熱い思いを持ってみんなの前に立っていたが、セリカがいなくなったことで自分のやるべきことに迷いはじめる。そこを三人娘をはじめ、周りが支える。いろいろ一気に物語が進むが、終盤にグレンとシスティーナはタイムリープをする。そして、次巻に続く。2020/12/21
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