出版社内容情報
自作の商品を取り扱う店がオープンし、視察のために向かった港町で、セイは探し求めていた食材と出会ってしまう! 懐かしい味に舌鼓を打ち、貿易船のために保存食づくり。お料理スキルを存分に発揮しちゃいます!
内容説明
日本での知識を活用し、様々な商品開発をしてきたセイは、ついに自作の商品を取り扱う店を持つことに。視察のために港町に向かうと、予期せず探し求めていた食材と出会ってしまう!米や味噌、懐かしい味との再会にセイの料理欲も大爆発!商品を取り扱う貿易船の人達とも仲良くなり、長旅の助けになる保存食を作ったり、お料理スキルを存分に発揮しちゃいますっ。そんななか、魔道師団師団長ユーリが、セイの料理には特殊な効果があると気づき…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
26
続けて購入。表紙も挿絵も相変わらず良い。伊達眼鏡装備のセイが可愛らしくて大変宜しかった。 物語は聖女発の商品を取り扱う商会の立ち上げや馴染み深い食材の発見から舞踏会までの話。セイを助けるためダンス相手になった男性陣が揃って普段踊らない顔ぶれというのが面白かった。確かに全員貴族とは何処かズレてるものなあ。 今巻も面白かったんだけれど、どの要素もさらっと流して後は読み切り番外編という構成のせいか、本編が短めで物足りない印象だった。2020/02/22
こも 旧柏バカ一代
24
セイ、米と味噌に出会う。ほぼ飯テロ巻。セイの化粧品の人気に火が付いて、利権を求めた貴族が増殖。所長の家の御用商人では捌けなくなって来た。それならと、所長はセイを会頭とした商会を立ち上げ、国の諜報機関からオスカーとフランツが商会の責任者として移籍して来て、セイの化粧品を売るようになった。さらに、聖女の店として見られているので下手な事をしたら自身に災難が降りかかるとして、利権を求めようとした貴族も、さすがに聖女には喧嘩を売れないので大人しくなった。そんなある日。セイはオスカーから外国のお茶を出す店が出来たと聞2023/10/21
おにおん
18
クラウスナー領から帰ってきた後のスローライフを描く第五巻です!我々日本人が大好きなあの食材をゲットしに行ったり、聖女のお披露目会・舞踏会に参加したりします。前巻までが聖女聖女していたので、スローライフ展開のまったり感がより引き立っているような気がします。途中、セイの結婚についての話も出てきて、今後団長がどのようにセイにアプローチをかけていくのか楽しみです。終わり方的に次巻はまた聖女として働く展開になりそうなので、アイラとの関わりが描かれると嬉しいなと思っています。2021/05/09
ささきち
13
王子が出てくるかな〜と予想していたけど影も形もでなかったっすねもうあいつの存在は消されたものと考えてもええんかの。今回はセイが作る化粧品が人気すぎて商会を起ち上げたりそういえばしてなかったのかというお披露目会で主要メンバーと踊ったり、最後の書き下ろしも含めて団長とセイがイチャイチャしていてよろしいのではないでしょうか?wセイが恋愛に慣れていないとはいえもうそろそろ告白して恋人になってもいいのではと思っちゃうよね。途中で新しい街と米と次回のイベントキャラが出てきたが別の国にいくかどうかは次回ですね。2020/09/11
nishiyan
12
クラウスナー領から届いた御礼の薬草を使って新たな化粧品作りに乗り出すセイ。これまでヴァルデック所長の繋がりのある商会で売り出していたのだが、他の貴族のしがらみもあって、自分の商会を立ち上げる本巻。新しい商会には王宮の思惑もあったりとセイを取り巻く環境は少しづつきな臭さが漂うのは興味深い。当の本人は東にある港町でのある出会いからお米を手に入れて、和食作りに…と案外のんきなのは平常運転かしら(笑)。ラストのお披露目式ではホーク団長が周囲を巻き込んでセイの囲い込みに本腰を入れ始めたのはよかった。次巻が楽しみ。2023/07/17