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出版社内容情報
会社勤めの駒村和輝は、とある事情で従姉妹の女子高生・倉知奏音の面倒を見ることになってしまう。そして同日、行き場に惑う家出少女・ひまりからも、しばらく家に置いてほしいとお願いされてしまい――
内容説明
「…そのぉ…お久しぶり、です」「(…マジかよ)」父の頼みで、疎遠だったギャルJKの従妹・奏音を預かることになった、独り身のサラリーマン・駒村。急な生活の変化に頭を抱えながら仕事に行くと―「今晩泊めてもらえないでしょうか…?」「なあ、家に帰った方が―」「それだけは絶対に嫌です」「(…)」街中で途方に暮れていた家出JK・ひまりも、あれよあれよと強引に転がり込んできて―。「かず兄、ひまり。今日はすき焼きにしたよ」「駒村さん。お、お背中流しますね…!」「お前ら早く寝ろ!」奇妙な同居は突然に。JK二人と紡ぐ、ほっこり温かいホームラブコメ。
著者等紹介
福山陽士[フクヤマハルシ]
第29回ファンタジア大賞入選。岡山県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロロシ33
52
面白かった。 女の子達の片想いがこれからどうなるのか楽しみに。 女の子と同棲したい(笑) 2020/07/23
よっち
41
父の頼みで疎遠だったギャルJKの従妹・奏音を預かることになった独身サラリーマン・駒村。そんな帰りに痴漢から助けた家出JK・ひまりも転がり込んでくる同居物語。母親が失踪して行き場をなくした奏音と、夢を諦めたくない一心で家出したひまり。タイプの違う二人にもそれぞれ抱く複雑な想いがあって、それを戸惑いながらも同居を始めた駒村が真摯に支えたいと思う姿がいいですよね。そんな状況で現れた駒村の幼馴染という強力な伏兵出現は物語の重要なポイントになりそうですけど、ここからどう展開していくのか今後が楽しみなシリーズです。 2019/12/20
まっさん
37
★★☆ 社会人主人公とJKヒロイン物。個人的にかなり好みの題材なので読む前から自分の中でハードルを上げすぎたせいかそこまで刺さらず。今巻だけではそこまで甘さを感じられなかったところが大きいのかなと。ただこの辺りに関しては次巻以降に期待できる部分でもあり、その後の展開次第で印象が大きく変わってくると思う。また、ストレス展開がそこまで用意されていないためにそういった意味でも問題なく楽しめると思う。2019/12/28
まるぼろ
35
父親の頼みで母親が失踪してしまった従妹の奏音を預かることになった独身サラリーマンの駒村和樹だったが、会社の帰りに遭遇した出来事から家出娘のひまりまで家に住ませる事になり…と言うお話です。素直に面白かったです。世間知らずな面のあるひまりと家庭の事情もあってかしっかり者な印象を受ける奏音の対比も良かったし、そんな二人と社会人で保護者として立ち回る和樹との意識の違いも出ていてそこもまた良かったな、と。奏音の母親の事やひまりの両親の事に入院している和樹の母親の事など気になる点も多々ありますが、→2020/01/19
ひぬ
30
アラサーサラリーマンの主人公・和輝の所に従妹・奏音と世間知らずの家出女子高生・ひまりが転がり込んでくるところから始まる日常ホームラブコメ。同居を始める理由が違和感なく、主人公もちゃんとした大人ゆえ、価値観がしっかりしていて良かったと思います。二人の気持ちの変化に気付きながらも、自分の立場を理解している主人公には好感を持てました。全体的にスルッと入ってくるような描写で、読みやすかったです。失踪した奏音の母親の行方は未だ不明、そしてひまりの背景もまだ謎なので、次巻も早く読もうと思います。2021/05/08