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内容説明
神々の住む山―テーブル・マウンテン。その麓に捨てられた赤ん坊は、神々に拾われ、ウィルと名付けられるが…。「この子には剣の才能がある、無双の剣士にしよう」「いいえ、この子は優しい子、最高の治癒師にしましょう」「いや、この子は天才じゃ、究極の魔術師にしよう」剣の神、治癒の神、魔術の神による英才教育を受け、神々をも驚愕させる超スキルを修得していくウィル。そんなある日、テーブル・マウンテンに、ひとりの巫女がやって来て…。「どうかこのルナマリアと共に世界を救う旅に出てください」すべてが規格外な少年・ウィルの世界を変える旅が始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たけ
31
★★☆☆☆ 神に拾われ、テーブル・マウンテンという神々が住まう山で4人の神に育てられた少年は、信託を授かってやってきた盲目の巫女の誘いを受けて山を下り、ともに世界を旅することを決意する。そうしてやってきた下界で、神々に鍛えられたことで得た力を使って無双するお話。神々が赤ちゃんの教育方針でガチ喧嘩してるのウケる笑。正直、下界での無双よりも、神々の親バカぶりを見ている方が面白い。せっかく神に鍛えられたのに、身体能力と身体強化の魔法で剣を振ってるだけで神要素がほとんどないのがホント残念。2019/09/26
真白優樹
10
神々の住む山に捨てられ神々を親として育った少年が、訪ねてきたとある宗教の巫女に旅に誘われ、始まる物語。―――最強にして眩い光は、意図せず世界を染めていく。 最強、而して嫌味なく純粋。そんな少年が旅の中で見識を広める中で様々な出会いを経て周りを変えていく物語。独特の落ち着いたけど鈍感な口調で語られている事もあり、口当たり軽く読みやすい、ライトなファンタジーが読みたい読者様にはお勧めしたい、魅力ある物語である。 心のままに旅をする少年はお供の巫女と共に、どんな人と出会うのか。 次巻も早く読みたいものである。 2019/09/20
リク@ぼっち党員
7
最果てで聖騎士してそうな設定。なんか中途半端だった印象。バトルメインだけど無双というほど圧倒的でもなく、ラブコメというほどの恋愛要素もなく、旅というには成長が見られない。まあ、ウィルという個が完成してしまっているし、そもそも目的すら決まってないから仕方ないか。勇者の定義については良かった。勇者に選ばれたものではなく、人を救う気概を持つものが勇者であるべきだ。2019/09/30
nawade
5
★★★☆☆ Web版未読。剣の神、治癒の神、魔術の神に英才教育を受けた少年が巫女・ルナマリアに導かれ救世の旅に出る物語。神々に健やかに育てられた少年の冒険譚で読んでいて優しい気持ちになれる。規格外の力を持つに至った世間知らずの主人公だが既出の俺Tueee!な勘違い、鈍感系主人公と違い気遣いがきちんとできるので好感度が高い。勇者とも安易に敵対すること無く適度な距離感で話が進行していく点も良い。主人公たちは生真面目系ばかりだが神々の親バカぶりや万能の神の抜け目のなさとお茶目っぷりがアクセントとなり笑えた。2019/09/22
くまくま
2
神々の親バカぶり2021/03/28