出版社内容情報
友麻碧[ユウマミドリ]
著・文・その他
Laruha[ラルハ]
イラスト
内容説明
手作りのお弁当と引き換えに、伏せられてきた大旦那の真意へ触れた葵。自ら捕われた大旦那を救うため、葵は天神屋の仲間たちとともに決戦の地・妖都へ向かう。ついに始まる八葉夜行会。雷獣の陰謀はめぐり、大旦那を“隠世”の底へ封印する提案がなされた。採決を覆す協力者を探して妖都中を駆け回る仲間たち。そして葵は、かつて自分の料理を否定した大湖串製菓の八葉・ザクロの助力を得ようと、お菓子作り勝負に挑む!もう一度、大旦那に“始まりのお弁当”を届けるため。そして葵自身の気持ちを伝えるために。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
102
2019年8月富士見L文庫刊。書下ろし。シリーズ10作目。最終巻。大団円の完結でした。最終巻の進み具合を振り返ると、少し急ぎ過ぎな感ありましたが、「外伝書くんや〜」ということですので、委細はその時までの楽しみにします。2020/11/23
すがはら
102
めでたしめでたし。男前な葵のプロポーズが良かった。パタパタとあっさり畳んで終わってしまった感もあるけど、変に美談(葵がお母さんの記憶と折り合いをつけられるような過去エピソードを知る話とか、雷獣も「実はあえて悪役をやってたんです」的な展開にするとか)を盛り込んで引き伸ばさない潔さは素敵です。作家さんも男前。番外編出るといいな。2019/08/17
ネムコ
87
終わりましたねぇ。それも、勢いで打ち上げ花火みたいにパッと終わるのではなく、ちゃんと地に足が付いた大人っぽい終わり方で良かったです。なにより雷獣の始末が、とても私好みでしたわ。おほほほ‥‥! でも、結局葵と大旦那様とのイチャイチャや結婚式や、二世とか(これは種族が違うから無理か?)、読みたいことがたくさんあるので、なるべく間をあけずに番外編をお願いします❗2019/08/13
hirune
83
【Kindle】ついに最終巻、賑々しくパーっと大団円ですね😄しかしこんなに波乱万丈だったのに、たった一年しか経ってなかったのかぁ。濃い一年でしたね!雷獣は最後まで期待に違わぬクズっぷりでした…白夜様の金縛りが解けないうちに 邪気を滅する特効薬を飲ましてみたら 忽ち消滅したかもしれませんよ!最初のミステリアスでシリアスな面影は微塵もない、お喋りでデレデレな大旦那様が可愛いラストでした☆2019/09/10
かんけー
83
読了♪冒頭の、葵と砂楽博士の会話に妙に納得♪暁とお涼さん?喧嘩するほど仲が良い(^_^;)廻り巡って?妖王の宮殿にたどり着く!最終巻に相応しくこれ迄葵に関わった人物総登場( ̄ー ̄)bその皆全てが各自の想いを胸に葵の背を押したり躊躇せず自らの得意を惜し気もなく披露し、葵と大旦那を盛り上げる♪特に竹千代様のエピは落涙ホッコリ♪八葉のザクロさんとのお菓子対決が美味しそうだw黄金童子様美味しいトコ持ってくしぃ~(^_^;)w銀次さんと白夜さん!良い仕事してるね!雷獣?w自分で「必要悪」って言っちゃたよw→2019/09/06