出版社内容情報
夫の突然のリストラ。子供は育ち盛り。困った松枝梨沙は、主婦友の奥竹美加子、汐田梅の3人で家事代行会社を立ち上げる。舞い込むのは手強いお客様ばかり。それぞれの事情に寄り添い、無事に仕事をやりきれるのか?
内容説明
夫の突然のリストラ。子供は育ち盛り。家計に困った松枝梨沙は、姑の反対や子供といたい葛藤を押し切り、会社の立ち上げを決意する。仕事内容は主婦力を活かした家事代行。メンバーは梨沙と、主婦友の奥竹美加子、汐田梅の3人で、会社名は『チーム松竹梅』だ。もちろん仕事は簡単にはいかないけれど、美加子の人脈や梅の知恵袋の活躍で、徐々に話題となっていく。そして舞い込んだ頑固なお客様の依頼の根っこに、夫婦のすれ違いがあることを知って…?家事のお困りも、家庭のお悩みも、松竹梅にお任せください!
著者等紹介
桜川ヒロ[サクラカワヒロ]
広島県出身。別名義で2016年にデビュー。子育てと家事をこなしつつ、小説やゲームシナリオの執筆にて活躍する。2017年『妻を殺してもバレない確率』が第5回ネット小説大賞でグランプリを受賞。宝島社文庫より刊行され、人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
69
タイトルからお仕事小説かと思いきや、ご近所お節介焼き小説でした。いいお節介焼きです。20代の梨沙、40代の美加子、80代の梅が3人で家事代行サービスを始める。その中で出会った夫婦の危機を修復したり、引きこもりの中学生の悩みを解決したり。しかしこの悩みはヘビーだ。お掃除や家事の描写はなくて、男とは女とはという括りに対する軽やかな提言小説かな。梨沙と姑翔子の確執の根っこにあるものが今の社会の問題の根っこなのかも。羨ましいのよね。難しい。2021/11/25
kei302
45
ラノベの守備範囲:あやかしモフモフ美男美女要素ゼロのラノベ現代版“家政婦は見た!”おもしろかった。お節介トリオものかと思って気楽に読んでいたら、犯罪絡みの事件に首を突っ込んでいて...どうなる!松竹梅トリオ?!ハラハラしました。2020/04/12
よっち
43
育ち盛りの子供を抱えて夫が突然のリストラ。松枝梨沙は、姑の反対や子供といたい葛藤を押し切り、主婦友の奥竹美加子、汐田梅の3人で、会社の立ち上げを決意する物語。資格マニアの梨沙、人脈が広い美加子、知恵袋の梅で組んだ家事代行『チーム松竹梅』。喧嘩した雑誌編集長と奥さんの仲を取り持ったり、訪問先の引きこもりの息子を気にかけたり、訪問先の事情にやや首を突っ込みすぎる感もありましたけど、局面を打開する彼女たちのスキルや、家事代行業を始めたことで周囲との関係が変わってゆく展開はなかなか良かったですね。続巻にも期待。 2019/07/01
YAKO
36
この本の舞台✨ あとがき読んで、やっばりなぁ〜って☺️ 途中で、もしかしたらって思ってました🎶 内容は、、私も仲良しのママ友と起業してみたいって思いました😍 だけど家事代行、、、😅 家事することは好きなんですが、スピードも必要ですよね😅💦 私には無理かなぁ😅 年齢が違う三人が、協力して仕事をし、ちょっとしたトラブルを解決したりするんです。文書も読みやすく楽しく読めました✨ ぜひ続編読みたいです✨ あと資格ってたくさんあるんですね😊 私も何か挑戦してみたくなりました😊2019/08/22
煮豆
35
思った以上に面白く読めるお仕事小説。お仕事という域をこえてお節介と言う方が正しいジャンル。富士見L文庫は大人のためのキャラクター文芸を全面に押し出しているので読書する気力が湧かない時にもサラッと読めるのでありがたいレーベル。ほろ酔い状態でも読めるのがわたしの中ではポイント高い!今作は年代が違う主婦が結束して家事代行サービスを立ち上げるお話。それぞれの特技や役に立たなそうな資格が役に立っていく様子が読んでいて気持ち良い。その道のプロが居すぎな感じはするが謎も絡んで一気に読める。ほろ酔い読書の味方。年内の〆!2022/12/31