出版社内容情報
突然現れた、国王紫苑にそっくりな男――。その正体とは?国王・紫苑の期間限定花嫁となった宮廷料理人見習いの玉葉。料理人と内緒の妃の二重生活にも慣れてきた頃……宮廷に食料庫荒らしが現れた! 見つけた犯人は、顔だけは紫苑にそっくりな粗野な男。彼は何者なの!?
佐藤 三[サトウ サン]
著・文・その他
comet[コメット]
イラスト
内容説明
桜花国に伝わる桜・玲紀桜を受け取ったことから、国王紫苑の一年限定花嫁となった玉葉。宮廷料理人見習いとの二足の草鞋生活にも慣れてきた頃、宮廷の食料庫が荒らされる事件が発生する。犯人を探しに飛び出した玉葉が見つけたのは、紫苑にそっくりな青年・杜鵑。彼は行方不明だった紫苑の弟だという。有力豪族の藤従事官に保護されていた杜鵑に、王位を譲ってもいいと言い出す紫苑。でも―「私はこれからも、陛下のために料理を作りたい」庶民派妃は陛下を守れるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
玉葉が宮廷料理人見習いとの二足の草鞋生活にも慣れてきた頃、宮廷の食料庫が荒らされる事件が発生。そこで国王・紫苑にそっくりな杜鵑に遭遇する第二弾。料理のために料理長の兄に師事したり鈍感な玉葉は相変わらず料理バカな感じでしたけど、一方で周囲の人たちを守ろうとしたり、有力豪族の藤従事官に保護されていた弟・杜鵑の存在に心揺れる紫苑のために頑張る姿もあって、そんな彼女に支えられて紫苑もまた国王らしい毅然とした姿を見せるようになったりで、なかなかいい感じになってきましたね。次で最終巻とのことですが楽しみにしています。2018/10/07
メルル
11
食料庫が荒らされる事件勃発。玉葉は早速犯人探しに乗り出す。そこで出くわしたのは国王で期間限定の花婿紫苑の弟、杜鵑だった。玉葉は相変わらずの天然キャラ。しかしこれは本当に天然なのか疑わしい。愛の言葉は全て料理に変換される。どんな聞き間違いだよ。わざとだよね。もう吉本新喜劇なみのズッコケでそう。紫苑の成長や玉葉の危機一髪、そして新たな登場人物たち。紫苑のために料理に悩む姿も良かった。2018/11/13
咲穗
9
宮廷料理人見習いと王妃の二足の草鞋を履くことになった玉葉。 王妃として、儀式で舞を舞うことになり… 新たなキャラがたくさん出てきて賑やかです。 なかなか玉葉の鈍さは解消されないですね〜笑 杜鵑はある意味、紫苑のライバル…になるのか?2021/06/13
かなで
4
なんか、玉葉のテンションについていけなかった(;´∀`) 続きが気になるところで終わってるから早く次を読みたい!2018/11/16
ありばにあ
3
玉葉の鈍感ぷりと不自然な聞き間違いはあいかわらず。でも、今回で紫苑のことちゃんと好きなんだとわかりましたし、陛下のためにと頑張っていたので、前巻よりも好感が持てました。次で終わりみたいなので、玉葉の成長した姿がみたいです。2018/09/15