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出版社内容情報
林間学校を全力で楽しむなんて、陽キャラだけの幻想だ。陰キャラの俺・九条静紀は(しぶしぶ)林間学校へ参加することになるが、案の定春日は昼夜を共にせんと色めき立ってるし、新宮からも特別ライブを手伝って欲しいと頼まれて……。え、あの、早く帰りたいんですけど。
佐倉 唄[サクラ ウタ]
著・文・その他
桝石きのと[マスイシキノト]
イラスト
内容説明
陰キャラな俺・九条静紀に、林間学校の季節がやってきた。皆でカレー作りだの、テントでお泊まりだの、そんなの楽しむ奴は、陽キャラだけだ。(一応)恋人になった陽キャ度100万%の春日陽奈ときたら、そりゃもうテンションアゲアゲで…「キャンプファイヤーで、静紀くんと絶対キスしてみせるね」うん、絶対回避しよう。いかに地味に忍ぶか考えていたら、「林間学校で、レミを陰キャアイドルに育ててほしいの!」と、マジモードな新宮からも意味不明なお願いを受けてしまう。何か事情がありそうだから“仕方なく”協力するが、なんで陽キャイベントで、俺が頑張ってるんですかね…。
著者等紹介
佐倉唄[サクラウタ]
第27回ファンタジア大賞にて『ノーパンツ・チラリズム』で銀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
40
まずはヒロイン春日よりもサブヒロイン秋月の方が主人公に合っていると今巻でも思いました。春日とは恋愛を楽しむ間柄であり、秋月とは熟年カップルか夫婦の様な関係性で安心感があり、きっと秋月と付き合った方が楽なのではと思わずにはいられません。そして全体を通して気になった事ですが、作品を面白くする上で悪いことでは無いですが少なからず『俺ガイル』に影響されている部分がある様に感じてしまいました。特に平原先生の登場と主人公と平原先生の会話部分、その後の行動ですかね。また前巻に比べ主人公のスペックがアップしたかな?2025/04/27
真白優樹
11
しぶしぶ仕方なく林間学校に参加する中、春日に迫られ新宮から手伝いを依頼される今巻。―――影でいたいのに、光は影を離してくれない。 彼らが非日常に集ってタダで済むわけがない、そう言わんばかりに林間学校を舞台に騒動が巻き起こる中、静紀達の関係性に変化が訪れる今巻。 見出したのは自分の気持ち、そして辿り着きたい自分の未来の姿。物語が大きくなると共に、彼等の関係も着実に変化の道を歩き出す、本当の始まりともいえる巻である。 次に迫る、影とは無縁の学園祭。迫る勝負を前に静紀の取る選択とは。 次巻も須らく期待である。2018/10/21
熱東風(あちこち)
2
今回もまぁまぁ面白かった。/今巻はレミがフィーチャーされる回。/前回に増して、ちょっと理屈が多い気がする。確かに意中の異性にとって自分が唯一無二の存在でいたい――という気持ちは分かるけど、この年頃の男女ってもっと本能的に恋愛してもいいんじゃないか、とオッサンになった読者は思ってしまう。もっとも、主人公は相当にヒネた、理屈が先に立ちそうな少年だというのもあるでしょうけどね。/次巻へ。2019/08/21
ラブコメ廃人
2
いいおっぱい巻でした(おい)。 思ったよりレミのターンが早く、そして攻撃力が高かった…。その一方で春日、秋月の二人が遺憾なくヒロイン力を発揮していたのはさすが。 千坂センパイがヒロインレースに乗るのかは分からんが、こりゃあ結構頑張らないとかなあ…。2019/01/23
takave
2
まだ秋月さんのターンではないのになかなか攻撃力高かった。2018/11/16