富士見ファンタジア文庫<br> ラストラウンド・アーサーズ〈2〉聖女アーサーと赤の幼女騎士

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富士見ファンタジア文庫
ラストラウンド・アーサーズ〈2〉聖女アーサーと赤の幼女騎士

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040728315
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

聖女VSクズによるマーリン、争奪戦!?瑠奈たちの前に現れた新たなアーサー王候補は、凜太朗がかつて育てた弟子の少女エマだった。「師匠をはした金で売ろうとしましたね!?」瑠奈のロクでもない行動に、エマは凜太朗を賭けた勝負を提案してきて――!?

羊太郎[ヒツジタロウ]
著・文・その他

はいむら きよたか[ハイムラ キヨタカ]
イラスト

内容説明

「5000万あったんだぞ、どうしてそれが0になってんの!?」“アーサー王継承戦”に備え、一緒に住む提案をした凛太朗に、瑠奈はあろうことか凛太朗の全財産を使い込み屋敷を買うという相変わらずのロクでなしっぷりを発揮する。そして出会う次なるアーサー王候補は―「師匠!お久しぶりです」凛太朗がかつて戦い方を教えた弟子のエマ=ミシェーレ。エマに仕える“騎士”ラモラック卿の圧倒的な実力に劣勢を強いられる瑠奈は「貴方、凛太朗の身請けにいくら出す!?」まさかの保身と金儲けに走り始め!?納得できないエマは瑠奈と凛太朗を賭けて、王としての器を勝負することになり―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

32
一緒に住む提案をした凛太朗に、その全財産を使い込み屋敷を買うという相変わらずのロクでなしっぷりを発揮した瑠奈。そんな二人の前に凛太朗を師と慕うアーサー王候補の一角・エマとその騎士・ラモラック卿が現れる第二弾。凛太朗を陣営に引き入れようと積極的に来るエマの魅力が輝く一方で、やることなすこと裏目に出て空回りする残念な瑠奈というお約束展開ですが、それでも一本芯の通ったストーリーの中で魅力的なキャラがよく動いて、複雑に絡み合う想いをバトルで決着をつける熱い展開の安定感は流石の一言。今後も期待できるシリーズですね。2018/11/21

むっきゅー

27
二人のロクでなし凛太郎(マーリン)と瑠奈(アーサー)コンビの王戦バトル第二弾は、新キャラ・エマちゃん登場回。後輩キャラで、凛太郎から剣術を教わり師匠呼びするベタぼれヒロイン。そんな彼女と瑠奈が凛太郎を取り合う展開になるのだが、女子力完璧なエマに対し、女子力ポンコツな瑠奈が独占欲を隠さず焼きもち妬きまくるのが良かった。王戦自体も背後に複雑な事情があるらしく、ワンパターンにはならないところが面白いです。2018/12/21

ヤギ郎

14
アーサー王伝説を題材にした物語。瑠奈がマーリンこと真神凜太郎の貯金をすべて使い込んで屋敷を買ってしまうところから物語がはじまる。わいわいしている間に,〈アーサー王継承戦〉の運営から事件解決のお願いをされる。そして,凜太郎の前に新キャラの登場。新キャラことエマは凜太郎に女子力を見せつけ,同時に瑠奈のハートをズタズタに切り込んでいく。これで,瑠奈も少しおとなしくなると思いきや暴走しだす。敵となってしまったエマと大激突をした後,瑠奈は最高に物語を締めくくる。最後に冬瀬那雪が登場したけど,さてどうなるか・・・2018/11/27

真白優樹

12
瑠奈が凜太朗の貯金を使い込み屋敷を購入してしまう中、新たな王候補である凜太朗のかつての弟子が現れる今巻。―――揺るがぬ絆で断ち切れ、愛弟子を縛る呪いの鎖。謀殺された最強格の騎士という大物騎士が出現し、前巻にも増して無敵な敵との死闘が始まる今巻。屑は屑なりに王道を見せ、王の傲慢な我儘で全てを背負って見せる瑠奈。そして彼女に応え策を示し、命を賭ける凜太朗。更なる強敵を相手に策を練り、大物を死闘の果てに逆転しぶっ飛ばす。正に大物食いの面白さ、それが光る巻であり世界も動き出す巻である。 次巻も須らく期待である。2018/11/25

リク@ぼっち党員

8
こういう娘すごい好きなんだよなぁ。不遇で健気で、心の底に闇を抱えてる年下の女の子とか完璧でしょ。アーパー王物語の次なる敵は、圧倒的武力を誇るドSでビッチで戦闘狂のラモラック。何故そんな属性盛々な騎士が無名なのかと思ったら、ガウェインェ…。お前、それでよく正義の騎士とかほざけるな…。癖の強い敵との戦いの中で、瑠奈の魅力もしっかりと出しているのがすごい。自らの定めた王道の前に引かないのは王の風格、人のつくった垣根を遠慮無くぶっ壊せるのは王の資質か、我儘か。エマも新たな環境の中でしっかりと幸せを見つけてほしい。2018/11/21

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