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出版社内容情報
信奈の死。その現実に足を止めかけた良晴を救ったのは、良晴が運命を変え続けてきた戦国の人たちだった。過去から未来へ。良晴は時を飛び、歴史を紡ぐ。再び信奈と会うために。何度でも運命を乗り越えるために!
内容説明
本能寺炎上。信奈の死の報。最大の試練に足を止めかけた良晴を救ったのは、これまで彼が運命を変え続けた人々だった。「俺は信奈の『運命』を変えるために、この世界に来たんだ。必ずできる。なぜなら、俺は―1人じゃないからだ!」わずかに残る「信奈生存」の可能性。良晴を信じて、混乱の京で戦い続ける姫武将たちが、その『鍵』を見つけてくれた。戦国と現代。日ノ本と海外。時代と世界をリンクして、良晴は駆ける。どんな運命も打ち砕き、新たな歴史と未来を紡ぐために。もう一度、信奈と出会うために!パラレル戦国ラブコメ戦記、ここに堂々の完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
14
ついに本編最終巻読了!中国・九州地方、関ヶ原、黄金十字軍と大風呂敷になっていた話を最後にうまく回収していた(その分内容は複雑になっていたけれど)。後書きにも書いていたけれど、ラノベで歴史物はやはり斬新だったのにここまで続いていたのは快挙だと思う。2024/12/23
ソラ
14
最後は大団円。途中けっこう詰め込み過ぎ感があって駆け足展開、ストーリーが渋滞してるからこの作品の魅力だと思っていたキャラ立ちが薄れてしまっていて面白さが半減してしまった感がある。2019/09/01
のれん
14
全国版でこれでもかと言うほど増えたキャラと台詞に読みにくい描写。しかしてラノベ界でも戦国時代後半全てを描ききった作品というのはこの作品ぐらいだろう。キャラの多さは仕方ない。 最終巻ではタイムリープに観測による世界線変更とSF風味が強かった。ハッピーエンドな作品のため死にはしなかったが、中々難しい別れをした義陽など犠牲を払わないというスタイルにはしなかったのは一応けじめとうことなのだろうか。 ラストはもちろん信奈一直線で世界の海へこぎ出す挿絵がまぶしい。欠点は多いけれど概ね満足できるシリーズでありました。2019/06/26
みやしん
14
二大レーベルに跨がる戦国絵巻も遂に終了。武将女体化・不殺と歴史のifに挑む事が如何に大変かを見せつけた。幕末まで捲き込む史実の混在や世代に差がある武将を同一時代にまとめ、物語の複雑化に脱落していった読者も少なからずいたのではないだろうか。一応最後まで付き合えたが、内容を完全に理解できたとは言えない。自分の歴史知識は重荷になると心得るべし。まさに「考えるな感じろ」の心境でゴール。親との別れが叶えてよかった。長編ラノベの最大の懸念は冗談抜きに作者の体調なので、無事完結に胸を撫で下ろせた。お疲れさまでした。2019/06/24
CCC
11
ついに完。上手くまとめた。エライ。終盤は境ホラの歴史再現みたいになってて風呂敷をたたむのが大変そうだったが、どうにか剛腕でねじ伏せている。有終の美は飾れたと言っていいのでは。シリーズ途中の展開にいろいろ思うところはあるけれど、なにはともあれお疲れ様でした。2020/04/03