富士見ファンタジア文庫 キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦〈３〉

細音 啓【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 340p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040725185
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

皇庁への潜入、大罪人の脱獄。魔女と剣士の運命は激化する――「キミだから譲れないの」「僕からも大事な話がある」皇庁への潜入を命じられた矢先、イスカはアリスの監視下に置かれる事態に見舞われる。超至近距離で互いの心を垣間見る二人だが、皇庁を揺るがす事件が起きて……

細音　啓［サザネ　ケイ］
著・文・その他

猫鍋蒼［ネコナベアオ］
イラスト

内容説明

皇庁潜入という特務に、隊長の魔女化。問題が山積する中、互いに望まぬアクシデントから、イスカはアリスリーゼに皇庁の監獄都市へ連行されることになってしまう。「キミの本音を知りたいだけ」「僕からも大事な話がある」イスカを逃がさぬよう自身と手錠で繋ぐアリス。密着状態で少女の素顔を垣間見るイスカ。しかし二人の時間は、打ち砕かれる。皇庁最凶の大罪人、『超越の魔人』の脱獄によって。時を同じく、特務と部下奪還のため監獄へ潜入したミスミスも決意を固めていた。「できるよ、今のアタシは魔女だもん」陰謀の火薬庫と化した監獄都市を舞台に、戦線は激化する！

著者等紹介

細音啓［サザネケイ］
第１８回ファンタジア大賞、受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海猫]

ラブコメ展開でニヤニヤしてたら、いつの間にやらバックボーンで風呂敷が広がって超絶バトル。という持っていき方は著者の芸とういうべきか流れが綺麗ですな。次巻への引きも見事に付いてるしね。

2018/01/05

[よっち]

皇庁潜入という特務に、隊長の魔女化。問題が山積する中、思わぬアクシデントからイスカはアリスリーゼに皇庁の監獄都市へ連行されてしまうことに。そこに帝国の思惑も絡んで事態が混沌としていく第三弾。燐もイスカもあれだけど、お互いライバルとして認めて喜ぶアリスもどうなんだとか、捕虜相手に何でそういう展開になるんだとか、いろいろニヤニヤする状況には苦笑いでしたが、今回もまたいい感じに信頼して共闘する二人の絆が垣間見えて、いろいろ見えてきた思惑もあって、イスカの過去の因縁がまた絡んできそう予感に続巻が今から楽しみです。

2017/12/20

[まりも]

中立国で薬を盛られたイスカが、皇庁内で囚われの身となってしまうシリーズ第三弾。潜入ミッションでもなんでもなく、ただの不注意であっさり捕まっちゃう主人公とは一体。まぁ、そのおかげで前巻はすれ違いっ放しだった2人が、離れたくても離れない状態になってたし、そこら辺は結果オーライみたいなものかな(笑)イスカといるとポンコツヒロインに早変わりするアリスがとっても可愛らしかったです。ラブコメ面だけでなく、肝心のストーリーの方も益々気になる方向に進んでるし、今後の展開が非常に楽しみです。次巻早く読みたい。

2017/12/31

[むっきゅー]

前巻と一転、3巻通してほぼ一緒にいたアリスとイスカ。中立都市でバッタリあった二人。アリスに気をとられて、ウッカリ睡眠薬飲んでしまったイスカ。想定外にイスカを拘束したはいいものの、どうしたらいいのかわからない乙女なアリス。結果、ホテルのスイートルームでお互いを手錠で繋いで...。さらに気持ちが近付く二人。公認のライバル宣言(恋人じゃないのね)。帝国の陰謀により、監獄から超越者・サリンジャーが放たれる。皇庁打倒を目論む大罪人。そして、アリスとイスカが共闘し、サリンジャーに立ち向かう。砂糖を吐きそうな話でした。

2017/12/23

[和尚]

面白かったです、イスカとアリス、それに燐のやり取りも和みながら情報が明かされ。 キャラの立っている魔人との戦闘も読み応えがありました。終盤の立て続けの情報も気になります。 ジンを含めチームメンバーも好きなので、主要メンバー以外の活躍ももう少し見たいなと思いつつ次に進みます！

2025/05/05