出版社内容情報
友麻碧[ユウマミドリ]
著・文・その他
あやとき[アヤトキ]
イラスト
内容説明
かつて鬼の姫“茨木童子”だった前世の記憶を持つ女子高生、茨木真紀。彼女と同じく元あやかしの天酒馨や継見由理彦を巻き込み、あやかし世直し&やり直し人生を謳歌中!そんな三人の前に現れたのは、前世の宿敵“安倍晴明”の生まれ変わり、叶冬夜だった。叶は真紀たちがお互い前世にまつわる重大な嘘をついていると暴き立て、三人の関係を壊しにかかる。叶の言葉に真紀と馨はギクシャクしたまま、修学旅行で京都を訪れて…?宿縁の地で明かされる前世の真実。鬼嫁夫婦の恋物語はここからはじまる!
著者等紹介
友麻碧[ユウマミドリ]
福岡出身。『僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣』(アルファポリス)で書籍デビュー。その後ペンネームを変えて刊行した『かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。』(富士見L文庫)が大ヒットとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
90
ツイッターのフォロワーさんおすすめの本でアマゾンにて購入。 鬼さんって人間に生まれ変われるものなのですね。ということは鬼さんもこの世になんらかの心残りがあって人間に生まれ変わったということでしょうか?仏教系の大学出たのでその辺すごく気になります。 ちなみに自分はというと自称霊感あるという同級生に「あなたの前世は木箱の付喪神です」といわれたことが…。鬼と付喪神では雲泥の差です。2018/08/10
スズ
87
教師として赴任した仇敵・安倍晴明から、「お前達は互いに前世について嘘をついている」と告げられて以降ギクシャク気味の真紀達。そんな状態のまま京都への修学旅行が始まるが、そこでかつての茨木童子の四眷属である凛音と再会して……。酒呑童子と茨木童子の出会いと大江山での幸せな日々、そして源頼光ら朝廷軍による大江山での大殲滅戦と酒呑童子の死等、真紀達の前世が詳細に紐解かれ、最愛の人亡き後に辿った茨木童子の悲しすぎる真実に目元が熱くなりました。真紀と馨、二人の悲痛と深い愛がこの一冊に溢れんばかりに詰まっていました。2019/06/23
hirune
65
【Kindle】この夫婦はもはや人間とは言えないんじゃないかしら😅ということはさておき、今回は京都への修学旅行で図らずも昔の悲しい過去が明らかになっていくお話でした。ああ、あやかしの理想の国は大江山ではなく かくりよに造ることはできなかったのかなぁ( ; ; )晴明さんは今の鬼夫婦やあやかし達の動向を見張りながらも、昔の仕打ちをちょっと罪滅ぼししたいのかもね?2019/04/09
よっち
63
真紀たち三人の前に宿敵・安倍晴明の生まれ変わりだという教師・叶冬夜が現れ、彼らがお互いに前世にまつわる3つの嘘をついていると暴き、その言葉に真紀と馨はギクシャクしたまま修学旅行で因縁の地・京都に向かう第三弾。現世で二人が幸せになるために嘘を否定しなかった真紀。気にはなるものの彼女にどんな嘘か聞けない馨。今回様々な懐かしい再会があって、京都ではあやかしが攫われる事件も起きていて。一時はどうなることかと思いましたけど、この二人ならきっと乗り越えられるはずと信じてましたよ。二人の関係が本当に大好きで続巻も期待。2017/11/14
かんけー
59
凄く面白かったです!♪冒頭は何時もの真記と馨、それに由理彦の緩いw会話から(^.^)新任の叶先生がかの?大陰陽師安倍晴明だと!?前世の宿敵が真記らとの邂逅を果たすも?「今世はお前達を護る」とだけ。???の真記達3人w♪此処から京都への修学旅行で物語のもう一つの核の語り部が綴られて。真記と馨の出逢い、其れは酒呑童子と茨姫童子の馴れ初めに♪千年の時を越え、言えなかった姫の想いと純粋に優しく姫を想い、護りたかった鬼の童子の恋愛譚!中盤から後半に至る展開は正にワクドキの連続で!♪王道のファンタジー此処に在りと→2017/11/25