富士見ファンタジア文庫 通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか？〈４〉

井中 だちま【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2018/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 328p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040724270
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

カジノで大負けし、景品になってしまったワイズ、ポータ、メディを救うため、お金を稼ぐことになった真人。バニーガールになった真々子は、カジノでロイヤルストレートフラッシュを連発して、楽々大稼ぎ!?

内容説明

「マー君がお母さんに甘えてくれるなんて…夢みたいだわ」大金に釣られ、真々子に内緒でカジノで一儲けしようとするワイズたちの計画で、母親とデートをすることになった真人。カップルドリンクや、お母さんシャンプーを無事に乗り切った真人だったが、カジノで大負けしたワイズたちは景品として働かされることに！？お金を稼いで救おうとする真人と真々子の前に、反抗組織リベーレ四天王の一人“母蔑のソレラ”が立ちふさがる。ソレラによって運を下げられ「お母さんピンチよ！」絶体絶命かと思われたが…「チップが出てきて止まらないの！」バニーガール真々子にはまったく通じず、大稼ぎ！？

著者等紹介

井中だちま［イナカダチマ］
第２９回ファンタジア大賞にて『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか？』で“大賞”を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

真々子に内緒でカジノで一儲けしようとするワイズたちの計画で見捨てられ、母親とデートをすることになった真人。カジノで大負けしたワイズたちは景品として働かされる第四弾。今回は四天王の一人・ソレラによって運を下げられ、ワイズとメディに入れ知恵されたポータも巻き添えで借金を抱えてしまい、真人と真々子さんが救出に向かう展開。喜々としてバニーガールになったりな真々子さんの姿に真人がダメージを食らうのは相変わらずで、全く見せ場がないわけじゃないけれど、もう少し活躍したいという真人の気持ちも分からなくはないですね（苦笑）

2018/02/22

[佐治駿河]

相変わらず、主人公の視点で読み進めると苦しくなる物語です。今回はカジノをテーマとしていますが、真々子の無双状態は相変わらずです。視点を変えて読めばそれなりに面白いですね。逆に物語には登場しませんが、真々子と同世代もしくは真々子より年上の男性の視点で真々子を見た場合にヒロインとして扱うことが出来るのか？結構これも微妙ではありますね。見た目は若いのですが、子離れできない母親のイメージが強すぎますね。

2024/05/31

[かんけー]

真々子さんパワー少しだけ半減？の第４巻目♪冒頭、真人と真々子さんの甘々の会話から(^_^;)真人はワイズとメディにお母さんの隙を突いて？とある作戦を。四天王の一人、ソレラのしょうもない策謀に嵌められ、何時も通りパニック！お母さん無双で解決？とは行かず裏の裏を突いてくるメディも真っ青の嫌らしいネタの羅列に苦笑(^_^;)真人が気の毒なのも何時も通り過ぎるがお母さんバニーガールって在りなの？(笑)ホント誰得？wwwま、ワイズ、メディ、は許せるけどもねぇ～(^_^;)シラーセさん、結構良い女なのねぇ？wポータ→

2018/01/25

[むっきゅー]

ページをめくるごとに、ボクのHPがどんどん削られていく。お母さんとのデートで、ひざ枕で読み聞かせしてもらうシーンで、ついにボクのHPがゼロにっ！パタンと本を閉じ、一晩明けてようやく読了...。真人に感情移入して読むと、これほど厳しい展開の物語、なかなかないゾ。第三者目線で読めば面白いのかな。まぁ今巻は多少見せ場はあったが。非常に珍しいワイズの魔法攻撃も見れたし。ただ、読後の感想は一言、親離れ・子離れってすごく大事なことなんだなーと。

2018/04/19

[たこやき]

カジノに行くために、真々子と母子デートをすることになった真人。やっていることはラブコメなのに、真人じゃないけど、ただの羞恥プレイっていうのに大笑い。そして、その間に大負けしたワイズらを救うことに……。やたらと運がいい、とか、相変わらずのチート状態の真々子など、ギャグはありつつも、母親、いや、親とは何か？　というテーマへ落とし込む。家事が下手かもしれない。苦手なものだってある。でも、親にとって子供は子供。子供にとって親は親。切り離せるものではない。その辺のテーマががあるからこその安定感なのだと思う。

2018/02/25