出版社内容情報
二人の世界から“言葉”が消えたとしても――。心震える、感動の恋愛物語。幼い頃から彼女は物語が好きだった。そしていつの頃からか、俺は小説を書くようになっていた。自作を二人で読みながら、共に成長していく日々。けれどある時、彼女は“言葉”を失っていく病であることを知って――
霧友 正規[キリトモ マサキ]
著・文・その他
カスヤ ナガト[カスヤ ナガト]
イラスト
内容説明
少年には幼馴染みの少女がいた。彼女は物語を読むのが大好きで、少年はそんな少女に読ませる小説を書くようになった。中学、高校と共に成長していく二人―博孝と歌帆。だが歌帆は、やがて“言葉”を失う症状に見舞われる。それは彼女から博孝の物語を奪うことを意味していた。次第に会話もままならなくなり、弱っていく歌帆。博孝は、彼女が言葉を取り戻すと信じて、物語を書き続けるが―。言葉が消えたその先で、想いを伝える本当の物語が始まる。心震える、感動のラブストーリー。
著者等紹介
霧友正規[キリトモマサキ]
第25回ファンタジア大賞ラノベ文芸賞受賞作を改稿・改題した『見えない彼女の探しもの』(富士見L文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆(´(ェ)`)☆
17
一章で綴られた出来事は二章で覆された!ほ〜こういう攻め方あるのね。けど、ちょっと混乱…2020/11/18
とみー
8
カスヤナガトさんのイラストと「僕はまた、君にさよならの数を見る」に続いて2回目の霧友先生の本という事で購入し読み終えました。最初の方は「霧友先生は弱さを持ちながら元気に振る舞う女の子や、早くこの2人くっつけばいいのに」と思う描写・ストーリーが上手いなと思いながら読んでいました。ただ、後半は幾重にもはられた伏線が明らかになり、読むスピードが速くなり、気づいたら読了していました。余韻も残る作品であり、ラスト後の展開もハッピーエンドにするかバッドエンドにするか委ねているのではと考えてしまう作品でした。2017/08/26
角田和也
6
第1章は延々と続くリア充達のイチャコラでほぼ終了。 終盤に急に話が進みだす。 第2章になってすぐに、好きじゃない展開の物語と判明。 そして低いテンションのまま、ダラダラと答え合わせ的な記述。そして最後のミラクルで強引にハッピーエンド。 再読すると面白いのかもしれない。2017/09/02
*ふうか*
5
Webにて読了。 切なかった…2021/03/18
りんな
4
再読。 第一章まではしっかり覚えていたけど、第二章で真実がわかるシーンは若干うろ覚えで、小説の中の博孝と歌帆と、現実の博孝と歌帆のやり取りが、ややわかりづらかった。 友人の達馬と宮沢先輩がいい味出している。2019/08/21