富士見ファンタジア文庫 俺の青春を生け贄に、彼女の前髪をオープン〈２〉

凪木 エコ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 280p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040722009
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

コミュ難VS学園のアイドル！　――って、戦力差ありすぎるよ!?やってきた林間学校！ サリュのコミュ難解消のために立ち回る俺だけど……学園のアイドル・ルナ先輩が急接近して、ライバル宣言!?　嫉妬したサリュは余計ベタベタしてくるしで――俺の平穏な青春よ、カムバック！

凪木　エコ［ナギキ　エコ］
第29回ファンタジア大賞にて「伏せ札オープンばりに前髪オープン」で金賞を受賞。同作品を改題、改稿しデビュー

すし*［スシ］

内容説明

相変わらずのコミュ難で、まだまだ俺にべったりなサリュ。それでも、今度の林間学校で友達作りを頑張れば学園のアイドルに近づける（はず）！というわけで林間学校編スタート！！…と意気込んでいた矢先、サリュの知名度ＵＰを阻止しようと山本月先輩が急接近。学園のトップアイドルがなんで？と思ってたら、外面は良くても性格がアレなことが判明して―。水着コンテストにＢＢＱ、肝試し。サリュを守りながら定番イベントでの配信をこなす俺だけど、先輩の更なる秘密に巻き込まれ、「タロ様、何で先輩と一緒にいるんですかぁ？しかも裸です…」見せびらかし系青春ラブコメ、夏の修羅場突入！？

著者等紹介

凪木エコ［ナギキエコ］
第２９回ファンタジア大賞にて金賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[中性色]

お客さんじゃないのか……。今回は林間学校の話。新ヒロインはこの手のにありがちな当てつけ系小悪魔かと思ったから、落としどころとしてはなかなか面白い塩梅になったんじゃないか。ただ、話の作り方としても下手なハーレム系よりもこの手のは負けヒロインはっきりしちゃうのだけはマイナスだよなぁ。あと話とは関係ないけどリアルにいたらこの作者とは仲良くやれそう。個人的には桜が好み

2019/05/07

[ナカショー]

太郎を取られてたまるかとばかりに頑張るサリュが可愛いです。セカンド幼馴染の桜にももう少しスポットライトを当てて欲しいです。次巻も楽しみです。

2017/05/22

[わたー]

★★★☆☆サリュが健気可愛いことが最大の魅力である今作だが、やはり1巻と比べると、作品全体のパワーがダウンしているように感じる。

2017/05/25

[真白優樹]

夏の林間学校でサリュを成長させる為励む中、学園のアイドルの先輩が動き出す今巻。―――絶対に譲れないものがある、だからこその本気で。日常ラブコメが表に出てくる今巻は、学園のアイドルの横槍にも負けず、健気に必死に頑張るサリュと、そんな彼女を成長させるべく所狭しと駆け巡る太郎の頑張りが見所となっている。そんな彼女達に負けるかと言わんばかりに桜も舞台へと駆けあがり、太郎は渡さぬといわんばかりにサリュもまた舞台へと。この微笑ましい、等身大の青春の行く先に待つのはどんな恋の結末なのか。 次巻も楽しみである。

2017/05/23

[KUWAGATA]

1巻に引き続き、特にこれということもない平凡な学園ラブコメなれど、メインヒロインのサリュが素晴らしく可愛くて、作品そのものの凡庸さが全く気にならないレベル。サリュだけでなく桜や王華、新登場のルナ先輩、みんなキャラが非常に立っていて、彼らの掛け合いを読んでいるだけで十分に楽しい。そして何より心根の真っ直ぐな主人公が気持ちいいですね。特にルナ先輩の鬱メールがらみの対応はなかなかに感じ入るものがあった。もっと評価されてもいい作品だと思うのだがなあ。続きもぜひ読みたい。

2017/05/23