出版社内容情報
人と縁起物を結んで福を呼ぶ!? 迷える新米作家の京都福招き奮闘記デビューから一作も書けていない小説家・斎宮祥太郎。売れっ子作家の祖父が亡くなり仕事場を引き継いだのだが、そこには一羽のフクロウがいて――「儂は縁起物の神である。おぬしは儂と招福活動をするのだ」って!?
森川秀樹[モリカワヒデキ]
小説家。著作に『劇場版 猫侍』(TO文庫)、『救いたい』(PHP文芸文庫)、『この世の土産さがしもの帖』(富士見L文庫)などがある。
鷹野久[タカノヒサ]
内容説明
売れっ子作家だった祖父・延呂宇が亡くなった。祖父に憧れて作家になったものの、デビュー作以降一作も書けていない祥太郎は、祖父の仕事場を相続することに。京都の山間に建つ立派な日本家屋の仕事場を訪れると…「儂は縁起物の神である。おぬしは延呂宇の跡を継ぎ、儂と招福活動をするのだ」なんとフクロウが話しかけてきた!?客の来ない映画館、頭が良くなりたい少年、恋人と仲直りしたい兄―。縁起物と人を結んで福を呼ぶ、京都福招き奮闘記。
著者等紹介
森川秀樹[モリカワヒデキ]
ノベライズ本『劇場版 猫侍』(TO文庫)でデビュー。2016年に初のオリジナル作品となる『この世の土産さがしもの帖』(富士見L文庫)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うにすけ
14
図書館本。大学生のときに働きたくないなぁ→良いタイミングでデビュー→それからだらだらと五年後、って今何歳だっけ??人として…どうなの…スパルタで招福のお仕事をしたほうが良いんではなかろうか…と悶々としました。考えがお坊ちゃんというか、苦労していないんだろうなぁ。ふくろうの一二三さんがもふんもふんで可愛い。2017/06/27
ううち
13
表紙の和服男子に惹かれて購入。 たい焼き好きのフクロウの一二三さんがモフモフで癒される。 おぼっちゃまで頼りない主人公でしたが、ちゃんと成長してくれてスッキリ。どれもホンワカと優しい感じのお話。2018/01/22
はる
6
祥太郎は、大学時代に新人賞を受賞し小説家になるも、その後一切書かず。有名な作家の祖父が亡くなる時に、京都にある京福邸を相続される。そこには、立派な日本家屋と数々の縁起物、そして一羽のフクロウが、フクロウの一二三さんと、祥太郎の招福活動がはじまる。一二三さんが、可愛い。モフモフしたい。続きが楽しみ。2017/12/05
しろのあ
5
不思議系のラノベは数あれど、幽霊とか妖怪よりはめでたい、ものとお近づきになりたい私。縁起物にかこまれた京福邸は、居心地良さそう。私も何かほしいな~2017/04/12
アヴィス
4
信ずるものは救われるを物語にしたような柔らかい小説でした。心から信じれば必ず縁起物は答えてくれる。縁起物は持ち主ができたと同時に意思を持つ。ということで九十九神の成り立ちはこのような形なのだろうと思った。2019/07/23
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