出版社内容情報
日常の「外」にあるお菓子屋さんで紡がれる、人とお菓子の優しい物語――悩みを抱えた人が迷い込む、ちょっと不思議なお菓子屋さん「ノン・シュガー」。この店で紡がれるのは、とっても優しく、仄かに苦い、極上のスイーツのような物語。――さて、本日のお客様はどんな方でしょう?
神田未亜[カンダミア]
chibi[チビ]
内容説明
目が覚めると、知らない場所でした。いいえ、それどころか、私には一切の記憶がありません。覚えているのは、お菓子を作ることだけ。目の前に現れた案内人(?)は、悩みを抱えた人だけが迷い込むという、この不思議なお菓子屋さんで働くことで、記憶が戻るというのですが…。日常から少し外れた菓子処で、人とお菓子が紡ぐ物語。―さて、本日のお客様はどんな方でしょう?
著者等紹介
神田未亜[カンダミア]
岡山県出身。カドカワBOOKS書籍化立候補企画にて編集者の目にとまり、『異空菓子処「ノン・シュガー」』で書籍デビュー。大学まで理系畑で育つも、小説の道へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシナーたかはし
8
現在読んでいる超大河の箸休めとして読了。人生に躓いた人が訪れるマフー空間?ノンシュガーでのお話。確かに人生そんな甘くない、そういう意味でのノン・シュガーなのか。私も今の仕事でつまずいていますが、その先頑張ってどうなる?どうする?等、新たな悩みが生まれたのも事実。2017/01/29
依音@いおん
3
優しいなぁ…優しいなぁ。お菓子、とても美味しそうでした(*˘˘*)2017/05/01
あさい
3
Web版未読イラストに誘われて購入。儚いメイド姿に惹かれた。chibiさんというとこだが有名キャラデザ堀口悠紀子さんかなあ?どちびをWebサイトのHNで使っていたし。挿絵も凄い良かった。内容は読んだがつまらないわけでもなく、かといって凄い面白いというわけでもなく。人生に詰まった時に訪れるお客様にお菓子を提供して、お客様の悩みを少しばかり解決する手助けをしていくというお話がメインですが、シュガーと呼ばれる女の子についても謎は解けるので1巻完結とでも構わない構成となっている。でもこれ救われて欲しいなあ。2017/02/16
Erika
2
記憶を失くした謎の美少女が、自分が何者なのかをお菓子づくりを通して探る物語。最初はごく少ない材料からお菓子を作っていたのが、お客さんを満足させる度に、好きなアイテム(材料)を1個ずつ増やすことが出来るというのが、ゲームみたいで面白い。その分、作るお菓子のレパートリーが増えて、次はどんなお菓子を作るのか想像する楽しみがあった。2020/04/27