富士見ファンタジア文庫 終末ノ再生者（リアクター）〈１〉ワンハンド・マテリアル

河端 ジュン一【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 318p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040720890
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

これは、滅びた世界を生きる少年少女が、輝かしい今を勝ち取るまでの物語。平凡な高校生・千潮有斗は、美少女のキスで目覚めた。その少女・カノンは告げる。有斗こそ、災厄より世界を救う救世主であると。そして有斗は知る。この世界が彼の生きた時代より、はるか未来にあるということを――

河端　ジュン一［カワバタ　ジュンイチ］
グループSNE所属の小説家／ゲームデザイナー。『皇帝のフロイライン』で小説家デビュー。

むつみまさと［ムツミマサト］

内容説明

人より少しだけ勇敢で、誰もが思う程度に物語の主人公に憧れる高校生・千潮有斗は、ある日人を助けてあっけなく死んだ。そして美少女のキスで目覚めた。（なんだ、夢か…）「あれ、また寝ちゃった？ならもう一度―」「って待て待て！」起き上がるとそこは荒れ果てた世界。傍らの少女カノン・フラメルは告げる。有斗こそ、かつて災厄を振りまいた“天使”を打倒し得る肉体に、召喚された人格なのだと。そして有斗は知る。この世界が彼の時代より、はるか未来にあることを―。これは、滅びた世界を生きる少年少女が、輝かしい今を勝ち取るまでの物語。「さあ、世界を救ってみせて。最強の救世主」

著者等紹介

河端ジュン一［カワバタジュンイチ］
愛媛県出身。グループＳＮＥ所属（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[真白優樹]

遥か遠き世の果て、荒廃した未来に新たな身体で目覚めた少年が仲間と共に戦う物語。―――女の子も世界も守り抜け、未来を掴み取る為に。滅びに向かう未来に目覚めた少年は、世界を救い未来を掴む為に戦い抜く。この逆光の世界の中で。全体的に言えば未来系ＳＦと熱い異能バトルを混ぜ込んだ感じのある作品であり、基本はきちんと押さえてあり、中々に魅力的であると感じるのでこの先も是非長続きしてほしい。まだまだ逆行な世界の中で、彼らは輝かしき未来の為にどんな道を歩んでいくのか。この先に待ち構える戦いとは。 次巻も楽しみである。

2016/11/21

[ヱロ本Gメン]

魔術と錬金の違いを明確にできていないので世界観が薄っぺらくなっている。モノを触媒にするのか、コトを触媒にするのか。精神が侵されるか、身体が削られるか、そういう明快さが欲しい。だからこそ主人公の設定が活きてくるのではないだろうか？あと全体的にリズム感がないダラ〜っとした文章がマイナス。

2017/08/11

[ろびん]

錬金術師の方が柔軟というか見境無いイメージがあります。

2020/06/01

[くもり]

ようやく主人公になれた！とヒロインを見つけては救っていくような主人公には好感。無茶しがちな主人公を気にするカノンと一途で優しすぎるアリスとヒロインも可愛かった。ただ主人公の特性もあってか、人類の危機が相手にしては苦戦が感じられずちょっと物足りなかったかな。続きに期待！

2016/12/15

[deskyzer]

瞬間的にカノンの魅力を感じ取り、アリスの魅力は逓増していく。2勢力の架橋となりそうなメイン3人に今後も期待。 ただし、天使・魔術・錬金術に関しての根本的な設定が自分の中でうまく消化できなかったのがネック。

2016/11/26