富士見ファンタジア文庫 対魔導学園３５試験小隊 Ａｎｏｔｈｅｒ Ｍｉｓｓｉｏｎ〈２〉

柳実 冬貴【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 324p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040720012
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

決戦のその後を描いた書き下ろし収録！　これがホントの最終巻！うさぎの婚約話をブチ壊すために奮闘したり、任務のためにファストフード店にバイトとして潜入したり、今日も３５小隊は大騒ぎ。書き下ろしでは草薙兄妹のために小隊メンバーが再集結。35小隊の日々は終わらない！

柳実　冬貴［ヤナギミ　トウキ］
●やなぎみとうき
第19回ファンタジア長編小説大賞準入選「量産型はダテじゃない！」にてデビュー。

切符［キップ］

内容説明

残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第３５試験小隊』が存在する。「さすがです、お兄様」ラピスが唐突にタケルの『妹』になろとしたり。「今晩だけは、草薙はわたくしの旦那様なんですのよ！」再び持ち上がったうさぎの婚約話をブチ壊すために奮闘したりと、本日も３５小隊は大騒ぎ。そして―「がんばったよね、あたし達。これはきっとそのご褒美でしょ」解散した３５小隊が、タケルのために再結集。５年後も、きっとさらにその先も続いていく、愛しい小隊の日常と騒動を書き下ろし。彼らの軌跡は、永遠に色あせない―。

著者等紹介

柳実冬貴［ヤナギミトウキ］
デビュー作『量産型はダテじゃない！』（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

雑魚小隊と言われた35小隊の活躍を描いたファンタジー物語の短編集第二弾。後日談や雑魚小隊の日常などなどを描いた正真正銘の最終話。これで本当の本当に最後だと思うと、少し寂しいけど本編から5年後のタケルたちの姿を見ることができたのは嬉しかったです。タケルもキセキも条件付きとは言え、普通の日常を過ごせるようになったとか本当に良かった。タケルが結局誰を選んだのかは分からず仕舞いだったけど、こういう想像の余地を残す終わり方ってのもアリかなと思いました。最後のラピスとの再会は印象的ですね。柳実先生お疲れ様でした。

2016/08/20

[よっち]

うさぎの婚約話をブチ壊すために奮闘したり、任務のためにファストフード店にバイトとして潜入したり、書き下ろしでは草薙兄妹のために小隊メンバーが再集結する短編集第二弾。小隊らしい日常短編を交えつつ後日談が描かれた今回は、前回の若干尺が足りてなかったかなと思えた部分をうまく補足していて、ラピスとも夢の中で再会出来たし、こんな感じになっていったんだなーというのは十分に味わえました（最後誰かを選んだのに誰か分からないままだったのはえっ？っと思いましたけどｗ）。とても楽しめたシリーズでしたし、次回作も期待しています。

2016/08/20

[Yobata]

外伝短編集,第2弾、35試験小隊最終巻。ラピスの妹なりきり騒動,うさぎの偽装婚約者,魔導学園生徒の普通の日常,35小隊のバーガーショップ潜入捜で査,ホーンテッドの休日と5年後後日譚とラピスとの再会…の7話。35小隊シリーズもこれで完結か…柳実先生お疲れさまでした。本編は結構血生臭く嫌悪感ある流れの話だったけど、短編集はゆっくり読めるからいいよねwタケルの妹になり切ろうと数々のラノベの妹になろうとするラピスは素晴らしいけど、髪形を変えてるイラストがなかったのが残念。うさぎちゃんの話は婚約者騒動の続きで→

2016/08/20

[ナカショー]

後日談を含めた本当の最終巻。5年経っても35試験小隊は変わらない結束力と雰囲気が出ていて読んでて非常にほっこりしました。それにしてもキセキだいぶ丸くなったよなぁ。いい事なんだけど、ヤンデレチックだったキセキも好きだったので少し寂しい気持ちがありました。最後のエピローグでタケルが誰と結ばれたのかが非常に気になるけど、良いハッピーエンドだったと思います。次回作も楽しみです。

2017/02/14

[ツバサ]

本当の完結。中盤から終盤までずっと重い話だったのでこういう軽い話を交えて終わらすのは嬉しいです。最後にタケルが誰と結婚したかは気になりますが、綺麗に35小隊の物語を畳めましたね。次回作を楽しみに待ってます。

2016/08/31