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出版社内容情報
「話すよ、全部。今、いや――今まで、何があったのかを」狂三に幾度も命を救われた士道は、精霊たちに真実を打ち明ける。自身の閉ざされた過去の記憶と向き合うとき、〈ラタトスク〉とDEMの全面戦争が始まる!
内容説明
自身を犠牲にして五河士道を死の運命から救うため、幾度も世界をやり直す最悪の精霊と呼ばれる少女―時崎狂三。彼女の本当の想いに触れた士道は、精霊たちに真実を告げる。最悪の未来を回避するため、そして世界の運命をひとりで背負う狂三を救うため。しかし時、同じくウェストコットはDEMの総力を結集させ、士道を殺すために動き出す。最強の魔術師エレンとアルテミシア。大量の“バンダースナッチ”に加え疑似精霊の“ニベルコル”という圧倒的戦力差の中。「―さあ、始めようか“ニベルコル”。俺とおまえの、戦争の時間だ」ターゲットの士道は最前線に現れて―!?
著者等紹介
橘公司[タチバナコウシ]
第20回ファンタジア長編小説大賞準入作選『蒼穹のカルマ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
43
士道を死の運命から救うため幾度も世界をやり直す狂三の本当の想いに触れた士道が精霊たちに告げた真実。アイクはDEMの総力を結集させ士道を殺すために動き出す第十七弾。アイクやエリオットたちの始まりや士道の過去も明かされつつ突入した全面戦争。圧倒的戦力を相手に策をもって挑む精霊たちにも見せ場はありましたけど、疑似精霊のニベルコル対策相手にまさかの士道大活躍は予想外でした(苦笑)この物語らしいシリアスとコミカルを織り交ぜた展開は今回も楽しくて、全体像も見えて終盤に向かいつつあるようですが、これは続巻が楽しみです。2017/08/19
わたー
25
★★★★★狂三編はまだ続くのじゃ…な17巻。士道殺害を目論むDEM、世界を改変するために士道を守る狂三、全ての精霊を救おうとするラタトスク。3者が決戦へと舵を切る最中、明かされる始原の精霊の過去。面白かった。シリアス描写が多めではあったが、コメディ描写もしっかり収録されているので、飽きることなく堪能できた。特に、古今東西で涙目にさせられる耶倶矢と、予想外の方法で二ベルコルたちを制圧していく士道が素晴らしい。そして、衝撃のラスト。狂三が退場するってことはないよね…次巻を…次巻を早く。2017/08/20
しぇん
21
DEMとの総力戦に突入。お互いに出し惜しみなしで中々熱い戦いでした。ウッドマンさんどうなってしまうんだ?と気になるところが。あと遂に原始の精霊の過去が明かされましたが、やはり、一部の人の年齢にトリックもあるんだなと。最後の不穏というかホラーな描写で続いてしまってますが……?2023/11/12
ナカショー
21
狂三、なんて良い女なんだ……。物語も佳境に入っていき士道の謎だったり色々なことがわかってきて凄く面白かったです。次巻も楽しみです。2017/10/20
シルビー
19
シリーズ根幹の謎に迫る巻。ファントムの過去がまさか明かされるとは……けどまだ謎は多いですね。内容としては遂に全面戦争開始といった感じ。士道を使った作戦がとにかく馬鹿馬鹿しくて笑いが止まりませんでした。けどまあ、この作品らしい(笑)残念なのは狂三の出番がちょっと少ないくらいですね。次巻は…どうなるのだろう。続きはよ。2018/01/01