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出版社内容情報
ロクでなしグレンの特別魔術講義が詰まった初の短編集!
毒蛇を扱った魔術戦術論、錬金術実験による赤魔晶石の錬成、戦闘訓練用ゴーレムの魔術戦教練などなど……グレンが行う講義は波乱ばかりで!? 幼きグレンとセリカ、衝撃の邂逅を描いた書き下ろしエピソードも収録!
【著者紹介】
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内容説明
アルザーノ帝国魔術学院には、生徒もあきれるほどの一人のロクでなし魔術講師がいた。男の名はグレン=レーダス。授業では、蛇で女生徒たちを怖がらせて遊ぶも、その蛇に頭を噛みつかれたり…。図書館で失踪した女生徒の救助へ向かうも、怪異に怯えて、破壊呪文で図書館を吹き飛ばそうとしたり…。授業参観で珍しく真面目に授業をしようとするも、すぐにボロが出てしまう…そんな、ロクでなしな学園の日々。グレンの師であり育ての親セリカ=アルフォネアとの衝撃の出会いが綴られる『ロクでなし』シリーズ初の短編集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
92
短編集。毒に苦しむシスティーナを救うために、薬草を探して危険な森の中を探索したり、魔法実験を成功させようと奔走したり、授業参観で慣れない丁寧な態度で授業を行うグレンの姿が良かった。授業参観で、溺愛する自分の子供を褒めまくるセリカとシスティーナ父の言動に恥ずかしい思いをするグレンとシスティーナの姿が印象的。グレンの捻くれてはいるが優しい言動に、システィーナへの罪悪感を感じながらも甘い胸の疼きを覚えてしまうルミアの姿も印象的。帝国宮廷魔導師団時代の荒んでいたセリカがグレンと出会い、家族となった話が良かった。2017/02/13
まりも
66
ロクでなし教師と、その教え子たちの日常を描いたシリーズ初の短編集。どの話も、本編では読む事の出来ない楽しさに溢れていて面白かったです。教師として、文句を言いながらも生徒の為に奔走するグレンの姿を見れたのは嬉しかったですね。その他にもシスティーナの両親が初登場した訳ですが、これまたキャラの濃い親御さんでしたね。セリカ過去編は不老の苦しみを背負った彼女がグレンと出会うまでの姿が描かれており、王道展開の中に今後に関わってきそうな単語も出てきたりと読み応えがあって良かったです。本編、アニメ両方とも期待してます。2016/03/19
よっち
54
学院での日常とか怪異話とか、授業参観でシスティの両親が見に来たり、グレンの師であり育ての親セリカとの出会いが描かれる短編集。グレンがやらかしてシスティが説教する光景はいつも通りな感じでしたけど、システィの妄想作家設定とか、その両親のどこかで見たような馴れ初めの関係性とかニヤニヤ要素もありましたね。そして最後に掲載されていたセリカの過酷で重い過去とグレンとの出会いのエピソードを読んだ後だと、お茶目だったセリカの親バカぶりがまた違った意味合いに見えてきて、その使命というのがいかなるものか気になるところですね。2016/03/19
ナカショー
46
本編のシリアスさなんて無いほのぼのとした短編集。ただし、最後のセリカとグレンの出会い話だけは少し殺伐としてます。グレンて一体何者何でしょうね?今後本編で語られるのか本編も非常に楽しみです。2016/06/11
Yobata
43
ロクでなし短編集。毒蛇騒動,図書館のお化け騒ぎ,赤魔晶石錬成授業,授業参観,セリカのエピソードの5話。短編はそのキャラの良さが濃縮されるからいいよねw基本として毒蛇騒ぎや図書館のお化け騒ぎと日常をメインにした話であったけど、日頃からロクでもない馬鹿騒ぎしてるねぇw今回の騒ぎでヘビやオバケが苦手だと判明したシスティ、張り合いながらもビビってる姿可愛いじゃないw?それに今回の短編では最後にメインの話があったけど、本編では最近活躍が少なかったセリカがだいぶ動いてくれてたねwグレンの授業を見に来たセリカの→2016/05/24