出版社内容情報
小説家の日常は怪異と隣り合わせ。太宰先生と担当編集の不思議な日常物語。
「太宰先生といるときだけです、こういうの!」――作家・太宰と彼の担当編集・水羊。そして、太宰の周囲に集う作家たちの行く手にはいつも怪異がつきまとう。ちょっと不思議でちょっと泣ける、小説家たちの物語。
内容説明
ここは東京・吉祥寺。小説家の太宰先生と、その担当編集である水羊の行く手には、なぜか怪異がつきまとう。原稿から逃げたり、中原先生や谷崎先生と揉めたり、自分の命を削って原稿を書いたり。そんな日々の中で、当たり前のように怪異が起きて、当たり前のように太宰先生と水羊は巻き込まれるけれど―やっぱり良い小説を書くために、懸命で。「僕、太宰先生といるときだけですしこういうの!」東京の町で繰り広げられる、文豪たちの不思議な日々の物語。
著者等紹介
野梨原花南[ノリハラカナン]
「救世主によろしく」(白泉社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
35
ごめんなさい、ちょっとこれはよくわからなかった。何が描きたかったのか。怪異の必要性はあるのか・・・。うーん・・・。2016/03/02
ダージリン
25
とにかく不思議な世界観!現代なのだけれど、怪異がとても近くて・・・しかも太宰先生や中原先生をはじめ、文豪が登場します。私はくわしくないけど、一部史実とリンクしているようで、コミカルな中にも深みと哀しみを感じました。後半になるにつれ、読むこと、書くことに対する真摯な想いが熱く伝わってきます(笑)。2015/12/23
つたもみじ
21
サックリ読了。小説家・太宰先生と担当編集・水羊がうっかり怪異な世界に紛れこむ。太宰、中原、谷崎、菊池、宮澤。文豪ファンタジー(ちょっぴり史実あり)。小説家の先生たちのイメージはそのままで、誇張した感じも楽しかった。著者さんどんだけ宮澤賢治が好きなの。真実と虚構が曖昧で、多少ごちゃごちゃし過ぎな感もあるけど、現代なのに昭和初期を思わせる雰囲気などは良かった。石川啄木の金銭的クズっぷりも別方向でだけど書かれてて笑った。太宰のキリストとユダに着想を得た短篇って「駆け込み訴え」だろ。割と好きだわ…あの愛憎劇。2015/12/24
絳楸蘭
20
文豪が現代に生きていている設定がおもしろい。野梨原さんらしい現実と幻想をいつの間にか行き来するところがいい。第二段出るといいなぁ。2016/04/22
よっしー
18
タイトルと表紙絵が気になって手に取ったのですが…結局どういう事なんだ?という疑問だけがひたすら残るお話でした。急に怪異に巻き込まれて、何だかんだで解決する話だと思うのですが、その展開もよく分からず残念です。 ただ、登場人物が文豪ストレイドッグスのキャラに脳内変換されてたので、深く考えずに読むものとしては楽しかったのかな。2022/08/28
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