出版社内容情報
兄は不動産鑑定士で神主!? 噂の心霊物件、正しく査定します!
神戸三宮にある「高比良不動産鑑定事務所」。茅夏が働くことにした、兄・陸生の営むその職場は、事実上その手の“霊的物件”専門の鑑定事務所だった! 受付担当の茅夏が、奇妙な依頼に巻き込まれるのも必然で……。
内容説明
神戸三宮駅から徒歩10分。「高比良不動産鑑定事務所」の看板には、白いシールに手書きで「特殊」の文字が貼り付けられている―。大学進学をきっかけに、高比良茅夏はその職場で働くことにするのだが…所長で兄の陸は鑑定士と神主の二足草鞋。仕事で訪ねる先は霊障が噂されるマンションから、因縁つき一族の暮らす家まで。ホーンテッド物件にまつわる謎を、査定額に見合うよう解き明かす、事実上その手の“霊的物件”専門の鑑定事務所だったのだ!受付担当の茅夏が、奇妙な依頼に巻き込まれるのも必然で…。
著者等紹介
秋田みやび[アキタミヤビ]
神戸に本拠を構えるグループSNE所属の作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
65
《購入》勝手に妖怪が出てくるお話だと思っていたら、違いました。思ったよりオカルト色少なめでしたが、登場人物のキャラがそれぞれに面白かったので満足。シリーズ物になりそうなので楽しみ。2017/03/19
papako
64
電子書籍セールで。楽しめた。『特殊』不動産鑑定士。曰く付きの不動産を鑑定する。不動産の価値を鑑定しつつ、怪奇現象も解決しちゃう。リアルな論理的解決と怪奇現象の程よいミックス感が面白く読めました。妹でバイトの茅夏と帰国子女でリアル担当のそうくん、今後が楽しみ。続編出るのかしら?2018/06/23
佐島楓
46
「ワケあり不動産」というのは、超常現象らしきものごとが起こる物件のこと。本当にこういう需要があるのではないでしょうか。ライトながらリアリティがありました。2015/12/23
よっち
42
神戸三宮を舞台に、不動産鑑定士と神主の二足草鞋な兄・陸が所長の特殊な不動産鑑定事務所でバイトを始めた茅夏が、同じ事務所の颯や陰陽師の尊らとともに持ち込まれた訳あり物件の謎を解読するオカルトコメディ。僅かながら霊感を持つ女子大生の茅夏と、ロジカルに問題を解消する颯、悪い霊を祓う力を持つ尊のトリオは賑やかながらもなかなかバランスが良く、オカルトだけに留まらないわかりやすくてテンポ良く進むストーリー展開、いい感じにギャップがあるキャラたちを組みあせたお話はなかなか面白かったです。続巻に期待したいシリーズですね。2015/12/09
yomineko@猫と共に生きる
32
図書館の返却棚に置いてあった。登場人物が全て魅力的。特に陰陽師の尊(たける)。若い女の子好きでどうしようもないけど実力はある。イケメンなのに話し方や態度でそれがだいなしになってるw颯という青年がかなりの物知りで一見軽そうな小説なのに色々と勉強になった。2019/03/17