富士見L文庫
王女コクランと願いの悪魔〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040706153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

“悪魔”の身体から解放され人間に戻ったレクスと、無償の愛を注いでくれるレクスと改めて出会ったコクラン。しかし彼らを待っていたのは、二人を受け入れてくれない“現実”だった――。真の物語はここから始まる。

内容説明

「君が好きだ。コクラン。…愛しているんだ」悠久の時を彷徨い続けた悪魔と、孤独の運命を受け入れ続けた王女。奇跡によって逃れられぬ虚無から解き放たれたレクスとコクランは、あらためて出逢った。しかしレクスは捕らえられ、コクランの知らぬ間に後宮から追放されてしまう。離ればなれになっても、三度出逢おうとする二人。それを阻むのは、どこまでも深い後宮の闇と、初めて知る後宮の外の世界だった―。「めでたし、めでたし」のその先に、真の恋物語は始まる。

著者等紹介

入江君人[イリエキミヒト]
第21回ファンタジア大賞にて大賞を受賞し、受賞作を改題した『神さまのいない日曜日』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

104
めでたし、めでたしのその先。が読めるなんて夢にも思わなかったから、あの2人はどうなったんだろ、と妄想を膨らませていた。レクスが女騎士達に、ぼこぼこにされるのは想定内として(笑)まさか、速攻で引き離されるとは!死ぬのを待つのは止めにして、彼と生きる為に何でもする事にした王女と、力を失って只の人間になった元、悪魔と。このまま、離ればなれだったら…「永遠ほども待とう。あと千年だって耐えられる」最終話では、涙ぐんでしまったよ。続きも楽しみに待つとする。素敵な表紙も待っている。2015/07/04

まりも

61
前回からの続き。再会したコクランとレクスが再び離れてしまう事になる…な話。いやはや、かなりシビアな展開ですね。あのハッピーエンドから続ける以上厳しい展開になるのは分かってましたが、それでもキツイものがありました。特にコクランの憔悴っぷりときたらとても痛ましく、読んでいてツラかったです。唯一の生きる理由だけに、必死になる気持ちが痛い程伝わってきます。やっぱりレクスとコクランの二人がいないとこの作品はダメですね。ラストで救いが入りましたが、これで終わりな訳がないと思うので次巻も読みます。2015/06/15

た〜

52
まさかの続編。前巻のような軽妙な対話の応酬はあまりないし、色々凝り過ぎな気がする。まだまだ続きますよ、なラスト。前巻と比べ色々と微妙2015/06/20

よっち

51
運命から解き放たれた悪魔レクスと王女コクランは、夢から醒めると当然のように現実の問題に直面。離れ離れにならざるをえなかった二人が再会を目指す第二弾。状況的に何も解決していないと思った前巻からまさかの続巻が出てビックリ。いきなり結構シビアな状況に置かれた二人でしたが、世間知らずながら慣れるとわりと環境に馴染んでいったレクスに比べると、コクランは元一人ぼっちであったがゆえ相手の気持ちに配慮できず、やり方を間違えてしまった感が…いったんは再会したものの道のりは依然として前途多難かなあ。当然次巻も期待してますよ?2015/06/13

ぐっち

45
もう悪魔じゃないレクスと、もうぼっちじゃないコクランで、どう展開すんの??前作があまりにも好きすぎて、めでたしめでたしの後をどうするのかと思ってたら、早々に離れ離れに!お互いの立場で、会いたくて奮闘するコクランとレクス。終盤、すれちがいのまま続巻ありきな感じでちょっとずるくね?と思ってたら、ラストシーンがあまりにも素敵すぎた。違う意味でずるかった。続編、続編を私に!2015/06/27

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