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出版社内容情報
破城蒼士郎の因縁が、第十三特区のかりそめの平和を破壊する――いまなお「戦争」という時を生きる男がこの街に降り立つとき、大いなる戦いの災禍が第十三特区を襲う。ひとりぼっちの少女を救うために少年は強くなり、そして蒼士郎は自らの因縁を断ち切るために戦場へと赴く――
三田 誠[サンダ マコト]
代表作にスニーカー文庫『レンタルマギカ』がある。直近では『レッドドラゴン』(星海社)を刊行。
曽我誠[ソガマコト]
内容説明
創神。それは神を顕現し、人の限界を超える新世代の魔術。万能の力を得るが、16歳を過ぎれば失われる限定の契約。ある日、斑鳩学園の生徒・初瀬恭真から、創神使いとしての訓練を依頼された破城蒼士郎。恭真には創神の力で成し遂げたい想い、ひとりぼっちの少女・阿頼耶を助けたいという想いがあった。一方、蒼士郎は創神使いの才能の片鱗を見せる恭真に、才気あふれたかつての教え子・鷹羽蛟を重ね合わせる。だが、蒼士郎の日常を『戦争』の因縁が蝕もうとしていた。「俺がこの街に来た目的、それは“黒絶公”だ」蒼士郎は自らの因縁を断ち切るために戦場へと赴く―
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
36
少年少女にしか使えない魔術「創神」を使い戦場を駆け抜けた英雄の少年が、学園の教師として働く物語の2冊目。蒼士郎の元に、学園の生徒・恭真が創神使いとしての訓練の依頼が来る話。今回も超王道にして、非常に熱く爽やかな良い展開でした。ひいろがヒロインとしての本領を発揮しだした事で、恋愛模様も楽しめるようになったのも大きなポイント。主人公のカッコよさは勿論、新弟子・恭真の成長物語としても良く出来ていたしとても面白かったです。ホンマこの作品が2巻打ち切りにならんで良かったわ。次巻どうなるのか。楽しみに待っています。2016/06/19
ナカショー
24
1巻と上下巻構成だったおかげか非常にスッキリした終わり方でした。どうやらまだまだ続くようでホント何より。打ち切りにならなくてホントよかったです。2016/10/04
水無月冬弥
23
三田誠先生(@makoto_sanda)の #ラノベ そもそも2巻構成で創られていたというだけあって、1巻とは対照的に後継者をテーマにした話だった。ギリギリで戦いつつ、勝負の決着は、弟子が決めるというのがいいですね。しかし、綺麗にカップリングもできてしまったんだけど、次巻からどうなるんだろう、世界が凄く広がりそうで楽しみ。あと表紙詐欺ですよね、これ(笑)2016/06/27
磁石
19
この世界の子供たちは、創神なんていう強力な相棒/兵器をほぼ何の対価もなし持ってしまっている。が故に、必然的に『世界』と対決できてしまう。老人たちの/吸血鬼たちの夢見た未来/地獄を拒否し壊せるだけの力を持っている、その可能性が示された。ただし、17歳まで限定の奇跡、その先まで夢見る力を保てない。どれだけ足掻いてもいずれやってくる、受け入れなければならない、夢はもう寝て観るしかない……。でも、受け継いでくれる奴が、いないわけじゃなかった。……年を取るのも悪くない、か2016/07/16
しぇん
16
戦争後の物語、一部完。続きも出せそうとの事ですので何よりです。今回は急遽現れた押し入り弟子に、勝手の弟子と未来と過去が交差する物語になっていますね。ややあっさりした読み口でしたが、しっかり楽しませてくれるのは流石三田先生ですね。新弟子のひたむきさが微笑ましかったです。ただ、表紙のロータスが殆ど出番無いのがちょっと不満です。2016/06/25




