富士見ファンタジア文庫 継がれし王家と魔王再誕―バーガント反英雄譚〈７〉

八街 歩【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2015/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 343p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040704692
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

バーガント大陸は今、混迷の渦中にある。新たな“魔王”を名乗る終末姉妹の長女・シャル率いる帝國軍は、大陸の半分をすでに征服して、ジュヴレーヌ王国まで迫っていた。相対するのは、次期国王リュリシア。彼女はティンやアリアと共に同盟軍を組織し、開戦に備えていた。しかし、同盟軍には魔族が潜入し、壊滅の危機に瀕す―！？一方、シュンも家族の暴走を止めるため、もう一度シャルと対峙することを決意する。だが、シュンの身体は限界を迎えていた。再び“滅神咒具”を使えば、命を落としてしまうほどに！？史上最弱の主人公によるアンチ英雄譚、絶頂死闘の第７巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

新たな「魔王」を名乗る終末姉妹の長女・シャル率いる帝國軍が宣戦布告し、リュリシアを盟主とする同盟軍が激突。療養中のシュンのもとに集まってくる姉妹たちは、何だかんだ言いながらもシュンのこと大好き過ぎですね。今回シャルから姉妹たちの秘密や大陸を統一しようとした意図も明かされ、真の敵や意外な人物も登場したことで、物語の終わりも見えてきたのかなと。ここ最近の展開を読んでると、お騒がせ姉妹たちをシュンが家族愛で立ち直らせていく物語かと思いかけてたんですが、さすがにそんなことはなかったですね（苦笑）次巻の展開に期待。

2015/01/21

[まりも]

バーガントの半分を制覇した長女シャルが率いる魔王軍と決着編。神覇融合の代償で余命数年となってしまったシュン。一度は折れかけた彼ですが家族との愛で立ち上がりシャルに立ち向かう姿は良かった。肝心のシャル戦があまり盛り上がらなかったのは残念でしたが。シュンの為に薬を開発したメル、最後の所でシュンを救ったシャルと言い家族の繋がりを感じさせる話だったと思います。人と魔族が交わるリスク、真の敵の登場とこの作品も残り1,2冊で終わりそうですね。家族全員と暮らせる日は来るのか、次巻も期待。

2015/01/22

[シュエパイ]

長姉が魔族と共に起こした世界大戦と、死を宣告された彼の物語。あぁ、夢の中のおかあさんは、一体何を思って、愛、を告げたのかなぁ、とか。途中、久々なブイがすごくいい活躍だった(笑) と、妙にあっさり戦争が終結したと思ったら、また最後で大きめにひっくり返しに来たかぁ。どうするんだろうな、これ？とりあえず続きを黙って待つのですよ

2015/02/19

[しぇん]

凄くインフレしているようなしてないような……。久しぶりに登場のティンが無茶苦茶強くなってるのはびっくりでしたが、能力バトルのお約束は大体登場した感も。今までの争いの元凶は全部身内じゃない？もいよいよ終わり黒幕らしきものも登場してきたので、このシリーズも佳境なのですかね。最終的にもっととんでも黒幕がいる気もしますが。

2015/02/15

[ウラー]

★★☆☆☆戦争はあっという間に終結。案の定シャル姉は優しかった。しかし黒幕が表れシュンの家族が魔族だと暴露されてしまう。ここが最後のセーブポイントになるだろうから、いったん区切りをつけてもいいと思っていたのだが……。ここで引きを作るということはこのまま最後まで行くということかな

2015/02/09