富士見ファンタジア文庫<br> 艦隊これくしょん‐艦これ―鶴翼の絆〈4〉

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富士見ファンタジア文庫
艦隊これくしょん‐艦これ―鶴翼の絆〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040703589
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

飛龍・蒼龍と共に「AL/MI作戦」に臨む瑞鶴たち。だが、手薄となった本土を狙う深海棲艦の強襲により、鎮守府は壊滅の危機に陥る。仲間が帰る場所を守るべく、一人の艦娘が立ち上がる。彼女の名は、戦艦長門!

内容説明

孤立した仲間を救うべく立案された「AL/MI作戦」は、敵の奇襲により数多くの味方が斃れる、危機的状況にあった。しかし、AL作戦で北方棲姫と対峙する龍驤ら軽空母たちや、MI作戦で敵航空部隊と激突する舞風や飛龍、蒼龍、そして瑞鶴など、未来を掴もうとする艦娘たちの奮戦により、絶望に満ちた戦場に一筋の希望が見えつつあった。一方、手薄となった鎮守府に迫る深海棲艦の報を聞いた戦艦・長門は、仲間が帰る場所を守るため、他の戦艦らと艦隊決戦に赴くのだが―。“幸運の空母”瑞鶴を中心とした艦娘たちが織りなす『艦これ』本格“戦記”小説、砲撃開始!

著者等紹介

内田弘樹[ウチダヒロキ]
2004年に仮想戦記でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

異世界西郷さん

20
自分は去年の夏イベはAL海域とMI海域までしか攻略できなかったので、あの時の心残りを思い返しつつ読了。なんだか、今回はいつも以上に神懸かった展開だったように思います。三正面での戦いという絶望的な状況にもめげず、必死で戦う艦娘たちは格好良かったです。作中で一番心を惹かれたのは「……飛龍は健在なり」でしょうか。ここでその言葉が出てきたおかげで胸が熱くなってしまいました。舞風も最後の最後で親友と出会えてさぞかし嬉しかったでしょうね。作者には、是非とも「渾作戦」や「トラック島」も描いてほしいと思います。2015/02/28

葛野桂馬@時津風@ハスター

11
AL/MI作戦完結。かつての大戦を彷彿させる絶体絶命の状況で、艦娘全員の「過去を乗り越える」という意思が強く感じられた良作。他の艦これ作品と比べて戦闘描写が濃く、過去と現在の間で苦悩する姿がしっかり描かれているのも良い。「可愛い女の子がイチャイチャしていればいいんだ」という人もいるだろうけれど、“艦”娘にここまで特化した物語も珍しく、読み応えがあっていつも楽しみ。武蔵狙いながら次回を待ちます。2015/03/13

pomota

10
期待を裏切らない熱い展開で、とても楽しめました。舞風の頑張りや、舞風を信じ、励まし共に危険へ飛び込んでくれた駆逐隊の仲間たち。飛龍が立ち直ろうと、前を向こうとしたときの仲間たちの支え、そして飛龍が支えにしてきたあの人からのもう一度の支え、励まし。うっかり涙腺決壊しました(笑)本土での戦いも一口には語れないほど熱く激しく、興奮と不安をかき混ぜにされた気持ちになりました。今回も熱いです!大勢の艦娘たちの死闘が書かれていて、著者の愛を感じました。2015/02/22

るか

9
AL/MI作戦後半戦。ゲーム同様過酷な戦いの中での熱いバトルには心が揺さぶられました。なぜかレ級まで出てくるというゲームより難易度が高いという鬼畜ぶりには苦笑いでしたがゲーム以上の総力戦を堪能できてとても良かったと思います。舞風と第17駆逐隊の信頼関係,野分への思い。長門型の誇り、機動部隊の友情。どれもよく描かれていたと思います。潜水艦はゲームからノベライズまで不遇でちょっと可愛そうですね。史実の記憶を乗り越えさらに強くなった艦娘達の更なる活躍が楽しみです。2015/03/11

藤崎

7
あの戦争の、その先を目指す4巻目。今回はAL/MI作戦決着。そして相変わらずバックボーンの落とし込みが秀逸というか、例えば「駆逐艦が艦載機指揮してレーダーピケット艦に」なんて元ゲームからだけだと絶対に出てこない発想を、きちんと納得できる理由付けの上で出してくれるので、元ゲームと史実を融合させたこの作品ならではの世界を構築していてこれぞまさに架空戦記の醍醐味。そしてだからこそレ級のチートっぷりとかダブルダイソンの絶望感とかギリギリの総力戦の緊迫感とかが真に迫ってきて、非常に盛り上がりました。次回も楽しみです2015/02/22

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