内容説明
新宿に事務所を開くまるなげ堂は、報酬さえもらえれば犯罪スレスレのことでさえ引き受ける少しばかりイリーガルな便利屋。アルバイトの新見真哉が、今回派遣されたのはある高級マンションの一室。仕事はそこに転がる首のない半裸女性の遺体の処理と、行方不明の部屋の主を捜すことだった。金持ちのバカ息子が女を連れ込んだ挙句の犯行という、よくある事件と思われたが、数百年の呪いが絡み思わぬ方向に話は進み出す。それは真哉が抱える、ある秘密に深く関わるものだった。青春×サスペンスが開幕する!
著者等紹介
阿澄森羅[アスミシンラ]
第24回ファンタジア大賞、『イラナイチカラ』にて“ラノベ文芸賞”を受賞。それを改題した『諸事万端相談所まるなげ堂の事件簿』がデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ううち
20
裏社会のお掃除屋さんのお話かと思っていたら怪異な歴史が絡んできてなかなか深め。真哉&影司の言葉遊びも面白い。後半のバトルシーンは、ちょっとグロいけど、描写が細かくて結構好きです。読みやすいし、キャラクターたちも個性的で良いので続きが出て欲しいな。2015/06/30
瀧ながれ
18
事件の根っこは一本なのに、ショッキングな死体や裏の情報などが次々にあらわれて、とてもボリュームのある作品だと感じました。真哉と影司の掛け合いがおもしろくて、物騒な場面だというのに吹き出したこと数回。吉村くんは全国大会めざしてがんばってください。←誰だよ吉村って。2014/07/31
くろねこ
15
事件や戦闘シーンが思ってたよりなかなかグロめでビックリしたけど,結構面白かった♬ 真哉と影司の掛け合いもなかなか(・∀・) でも次巻が出て買うかと言われるとちょっと保留。。2016/07/07
よっしー
11
表紙絵にひかれて読みました‼ よくある裏世界のお掃除屋さんかと思っていたのですが…それだけではなく、不思議な何かが関わっていました。ただ、描写がなかなかに残酷でグロかった…。話が微妙な終わり方だったのですが、これは続編が出るのだろうか…。2015/08/30
☆kubo
11
軽めのキャラ+バイオレンス。ちょっとオカルト風味。まだ続くんですね。影司と真哉の漫才のような会話が楽しかった。2014/09/03