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内容説明
冒険者たちが日々迷宮に挑戦している世界。彼らは死んでも棺になり復活可能の特異な存在だ。そんな彼らの棺を回収し、復活させることを生業とする死体回収屋のブリッドは、ある日古びた棺を復活させる。ところが、現れたのは裸の美少女だった!?「わたしの裸の鑑賞料は回収100万回ぶんだよっ!」と突然ムチャ振りをする、スゴ腕冒険者(自称)の少女ニナ!!ところが、迷宮に向かったと思えば“階段から落ちて死亡!?”“天井に突き刺さって死亡!?”という具合に死にまくり―!?この物語はそんなトンデモ冒険者ニナに振り回され続ける回収屋ブリッドの苦悩を描く、非常識迷宮ファンタジーである!!第二十六回ファンタジア大賞準大賞受賞作。
著者等紹介
割石裂[ワリイシサク]
第二十六回ファンタジア大賞準大賞受賞。『100万回死んでも少女は死体回収屋の苦労を知らない』でデビュー。地雷洋画愛好会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
14
出会いすぎてる。というより、冒険者がなぜ迷宮の攻略に赴くのか。ヒロインの過去が何なのかなどが、まったくと言っていいほど触れられてないのが厳しい。そういうとこもカバーしつつのテンポなら悪くないが、現状では空回り感が否めない。あと挿絵がギャグ調の作品ゆえにわりとSD多めという。個人的にはフェリシアが好み2019/11/07
sskitto0504
8
設定は有りだと思いましたが、主人公、ヒロインともにガッカリなレベルでした。全体的に文章もかなりのガッカリ感で…そしてラストはもう一段階ガッカリ展開でしたね…2015/02/09
524
8
☆5 【やっぱり覚醒するのね】死体回収を生業にする主人公と死にまくりの勇者のファンタジーコメディ。死体回収屋という発想自体は面白いのだが、それがギャグに妙味を出すわけでもなく、ひたすら騒がしいだけという印象を受けた。というのも、片方が物言わずの棺であることが多いために一番の目玉であるダンジョン内でのやりとりがなく、設定が面白さと直結してない。勢いがあることは認めるが、新人作家でもこれ以上に面白い、もしくははちゃめちゃな作品はいくらでもあるからなあ。【お気に入りキャラ:アグニス】2014/09/07
シュエパイ
7
死が軽々しいリザレクションありのファンタジー世界にて、人々が夢を求めて集うダンジョンへの第一歩を、綺麗に踏み・・はずして死ぬ!死ぬことが一種の芸のようになりつつある記憶喪失の少女の物語。あの無駄な大穴チャレンジは一体なんだったんだ・・・。まだ顔見世な雰囲気もある1巻目、2巻目をみかけたらかってこよー。2015/02/11
ギンレイ
6
【ちょっと迷宮にね】 微妙さを意識したファンタジーコメディ。 割と面白かった。 冒険者が死ぬと棺になる、それを回収して生き返らせる稼業がある、というところでダンジョン攻略系とは方向性を変えてありますね。 コメディタッチでアホな死に方をするヒロインで微妙さをウリにしているのかもしれません。 軽快でさらっとした書き方でライトに楽しむ分には良いのではないでしょーか 評価は ★★★★★★★★☆☆ 8個星です!!2015/03/06