内容説明
横浜の路地にひっそりと佇むバー・コントレイル。「バーに入るのはまだ早い」なんて思っていた、ちょっと引っ込み思案な社会人2年目の志摩縁が勇気を振り絞って飛び込んでみたその店には、一見すると好青年、だけど不思議な雰囲気を纏ったバーデンダー・羽鳥慎がいた。初めて訪れるバーに緊張しつつも、羽鳥との会話とカクテルの味に引き出されるまま、自身の抱えるトラブルを打ち明けた縁。そんな彼女に、羽鳥はバーテンダーならではの観察力と洞察力で、思いもよらぬ解決策を提示し…!?
著者等紹介
小竹清彦[コタケキヨヒコ]
1973年横浜生まれ。音楽や映像の分野における活動を経て、2009年に長編小説『アップルジャック』(幻冬舎コミックス)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ううち
29
バーテンダーのお仕事ぶりがとても素敵で、カクテルを作る姿はうっかり惚れてしまいそう。たくさん飲めるハイブリッドな主人公が羨ましい。お酒はもちろん美味しそうですが、ウンチクと共に出されるお料理が!とにかく美味しそうでした!!『謎解き』でなく『相談事』なのも良かったです。他の主人公や別のバーのお話なども読んでみたい。2015/12/06
瀧ながれ
18
バーを舞台にした、オシャレな日常の謎と人情物語。「バーの誰かと恋に落ちそうなときは気をつけなさい」と作中にあるが、恋愛をうまく回避しているのが、先行き楽しみでわたしの好み。ヒロインはバーテンダーに惹かれているけど、わたしは客の戸部が誠実そうで好きです♪2014/07/04
けい
17
美味しいカクテル飲みたくなった2015/03/04
ぺぎら
16
我が地元横浜ご当地本。地元大型書店で一番売れてるご当地本とのこと。好きなお酒『ジン』がいっぱい出てくる話。こんなBARに毎日通えるってどんな収入なんじゃい?(笑)でもなかなか素敵な本でした。是非続編も期待したい。2016/04/02
本夜見
14
あー なんかイイ雰囲気の本見つけちゃったな〜♪ 自分に合ったお酒とお酒に合う美味しい料理。気のおけない飲み仲間と過ごす素敵な時間に 相談事から色々割り出し 導いてくれる少し変わり者なバーテンダー『すべての答えはグラスの中に―』… 私好みだわ〜 こういう作品(o^∀^o)続編出たら 即getします!!2014/07/01