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内容説明
神を討ち滅ぼした“禁断皇帝”アルトゥール・ガズ。彼の次なる行動はシン、トール、ジレットに世界の三分の一を統べる王という『役目』を与えるというものだった。三つの勢力による未来永劫の戦争状態。世界を、再び戦乱の渦中へと戻す提案に対し、乱破師と騎士それぞれの応えは…。生きる目的、自分という役割、存在の理由。『棺担ぐ姫』と『従者の少年』。二人の旅路の終着点はもうすぐ―。壮大なる『チャイカ』サーガ、ついに完結!
著者等紹介
榊一郎[サカキイチロウ]
第9回ファンタジア長編小説大賞準入選作『ドラゴンズ・ウィル』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
34
本編完結。禁断皇帝との最終決戦へ。紅、ジレット、アカリの共闘となったシン戦では今まであまり見せ場の無かったアカリのかっこいい姿を見れて満足。また禁断皇帝戦でも鉄血転化の重ねがけによる止めと最終巻に相応しい盛り上がりのあるバトルでした。戦闘前のトールに噛まれたいが為に争うチャイカ達の姿は可愛らしく最後までお約束を忘れない辺りはベテラン作家の実力ですね。始まりを彷彿とさせるアカリ、紅チャイカの旅立ちで締めるのも見事。次巻は後日談の大団円を期待してます。2014/12/24
sskitto0504
27
ファンタジーらしい終わり方でした。アニメ版の雑魚キャラのようなラスボスにはならなくてホッとしました。面白かったです。あと一冊出るようなのでそこで再会できると嬉しいなぁ。2015/02/25
Yobata
23
蘇って早々、神殺しという信じられない事をした禁断皇帝アルトゥール・ガズはシン,トール,ジレットの三人に三分の一ずつ世界を分け与えるといい始める。ガズの最終目的とは?完全にガズの手下に改造されたシンを前にトール達は…?本編最終巻。神殺しの次は自分が神になることかいwさすが禁断皇帝、大それまくってるなw世界の半分をお前にやろう的な魔王お決まりの申し出にnoを突きつけたトール達はエンペリオン化したシンと激突。アカリも鉄血転化できるんだねwアカリ,紅組,ジレット組皆で共闘は燃えた。シンは乱波師としては→2014/12/20
まるぼろ
22
この巻が本編最終巻、もうちょっとだけ続くんじゃよと言う事で本編その後の話があと1巻用意されてますが、この巻も先の展開が色々と想像できる良いラストだと思いました。残されたアカリと紅チャイカに取っては堪った物ではないでしょうが…w 神を殺したガズ皇帝が次の神となると言い出したのはある意味らしいなぁとは思いましたが、そんな本末転倒な計画をチャイカとニーヴァが阻止したというのも感慨深い物がありました。そしてラスト1巻、どういう風に物語が閉じられるのかできるだけ早めに読みたいと思います。2016/09/03
晦夢
12
とりあえずの完結巻。神殺しを実行した禁断皇帝は、トールとジレットに世界の3分の1を統べろと言うのだった。トールそしてジレットはどう決断するのか。禁断皇帝よりむしろシンのほうがラスボスっぽかった。禁断皇帝との戦いは思ったよりあっさりだったからかな。まあそれはある意味長い時間生きた存在だったからこそかなと。竜騎士になったトールかっこ良くて好き。さて、一応の完結感だが次巻もあるということで、後日談に期待。2015/03/22