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内容説明
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。再会を果たしたタケルと桜花たちは、審問会を離反。生徒会長・星白流の導きで、『反体制派』の本拠地を目指して、雪の中を北上する。しかし道中、大雪に足止めを食らい、仕方なく民宿で一泊することに。そこは男女相部屋の上、癒し効果のある温泉に混浴で入るハメになって、はしゃぐ女子の中、タケルは大困惑。一方、審問会からは雑魚小隊に追っ手が放たれ―!?白銀の雪原に火花を散らす、学園アクションファンタジー!
著者等紹介
柳実冬貴[ヤナギミトウキ]
デビュー作『量産型はダテじゃない!』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
38
審問会を離反した35試験小隊が、星白流とともに反体制派の本拠地に向けて北へ逃避行。一方でマザーとオロチ、鳳颯月が交渉のために会談するお話。逃避行の中で斑鳩とカナリアの微妙な距離感やら、温泉宿での一幕があったりと見どころはあったんですけどね。追手が颯月の妻陽炎、キセキの百鬼夜行を一部移植したマグノリアとかやたら濃いのを相手にしないといけないの大変だなあとか、戦いの中で仲間との絆や思いを再認識できて良かったのかなと。最後にタケルが心配になりましたが、交渉決裂で全面戦争という次巻以降の展開に期待ということで。 2014/08/22
ナカショー
29
再開したタケルと桜花たちが生徒会長星白流の導きで審問会を離脱し、反体制派の本拠地を目指し雪の中を北上する第8巻。本拠地目指してる途中に入った民宿での混浴で適度にゆったりしつつ、追ってきたエグゼと交戦したり、せわしない感じでしたね。またカナリアと斑鳩の関係もちょっと掘り下げられてるのもよかったです。次巻も楽しみです。2016/01/01
Yobata
28
タケル達35試験小隊は審問会を離反し、生徒会長・星白流に連いて「反体制派」の本拠地を目指して雪山を北上する。しかし豪雪で立ち往生してしまった彼らは流の知る民宿へ。なんとそこは男女相部屋で混浴⁈魔導学園ではマザーとオロチがついに鳳颯月に向けて動きだし…。今の季節と全く逆の雪真っ盛りの話。カナリアも追加,流も連れ添う中で35小隊は女比率が凄いことになってるなwでもカナリアは斑鳩との因縁も相まって未だ馴れ合いに馴染めない様子。素直な感情表現が苦手な斑鳩もカナリアに対しどんな対応をしていいのかわからずと雪解けは→2014/08/20
まりも
27
審問会を抜け生徒会長率いる反体制派に加わる事になったタケル達雑魚小隊の面々。今回は温泉回と追手との戦闘回。追われている筈なのにのんびり混浴風呂であんな事やこんな事する肝っ玉の強さは今まで多くの修羅場を潜り抜けてきただけありますね。キセキの力を移植したマグノリア、颯月の妻、狼男と追手側は何か中ボス感漂う存在でした。颯月の妻はあの病みっぷりが面白かった。話としてはそこまで進展していなけど次は一気に動きそうな感じがしますね。2014/08/22
あなほりふくろう
24
働いたら負けっぽい元・生徒会長、星白流の掘り下げにかこつけた温泉回。ワキかと侮っていたら意外にも重要人物になりそうで、しかも底知れないのレベルが想像以上でびっくり。そしてあまりの温泉ハーレム状態に「タケル○ね」とか呪いの言葉を吐きかけると本当に死にそうになるから迂闊なことが言えなかったり(苦笑) 一方でオロチ・マザーvs颯月の衝突、ホーンテッドと颯月の初対決など、全体には新展開への繋ぎの一冊だったかと思われ。ラストの強烈な引きも含めて、続きがどうなるか、楽しみ。2014/08/24