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出版社内容情報
学年末試験で優秀な成績をおさめ、今度こそ勇者課程に転向を目論むカイ。しかし試験の結果は、見事に赤点。そこで魔法の時計で過去に戻り、試験をやり直そうとするけれど、待ち受けるのは当然ドタバタ劇で……!?
内容説明
冒険者育成機関ユースタシア学園に通う伝記士課程の少年カイ。未だ勇者になる夢を諦めきれない彼に、幾度目かの勇者転向のチャンスが訪れる。それは、学年末テスト。優秀な成績を修めて課程変更を狙うカイだが、結果はまさかの赤点で…！？「過去に飛べる魔法とかねえかなぁ…」「ありますよ？」追い詰められたカイの呟きがきっかけで、時間移動をすることに。赤点を回避しようと過去を改変する度に、ジルがアイドルになったり、ニーナが神を崇め始めたりと、大騒動。ついには、リンとカイの関係にまで影響が…！？これは傍迷惑なパーティーによる、時空をも股にかけた伝説の記録である。
著者等紹介
琴平稜［コトヒラリョウ］
『勇者リンの伝説』で第２４回前期ファンタジア大賞“金賞”を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
21
まさかの最終巻。卒業まで続くのかと思ってたのでびっくりです。今回は赤点をとってしまったカイがタイムスリップする話。最終巻という事でいつもよりもシリアスさがある展開の筈なのにギャグを突っ込んでくるので最後まで安心して読むことができました。全て力技でもっていくのはこの作品の特徴ですね。クロトが報われない感じだったけどこの結末は合っていて好きですね。ソノダ成分少なかったので次回作はソノダさん主人公でお願いします←2014/05/24
524
20
☆9 作者 琴平稜 肉体派な伝記士とちっちゃな勇者のファンタジー系ドタバタコメディ。１巻の時にも書いたが、「これ本当に新人作家？」と思うほどにギャグの切れ味と勢いが素晴らしく、読むスピードがどんどん上がっていくシリーズだった。イラストのおかげもありとにかく可愛いキャラがコミカルに暴走する姿がいい。最終巻もここで終わってしまうのはかなり残念と思える出来の良さだった。【お気に入りキャラ：リン】2014/05/26
Yobata
20
学年末試験で赤点を取ってしまい退学の危機に立たされるカイ。なんとかするためイオの魔具によってタイムスリップ？しかしいつもの大騒動で改変が起こりまくり。なんとか収拾がついた次の日、カイが勇者になっている世界に…。まさかの最終巻。タイムスリップものだけどテンション常にMAXのこの作品は気軽に過去に干渉して改変起こしまくりで、それを直すために再び過去に飛んでまた改変を起こすという軽さwジルのアイドル化のしゃかりきコロンブスとかめっちゃ古いなw!ニーナも盲信化がやばかったけど、お色気頑張ってたのが可愛かったw→2014/05/20
半熟タマゴ
19
読んでる途中、もしかして最終巻なのかなと思ったらやっぱりそうだった。最初の方はテストをやり直す為に過去を改変した影響でカイ達にとんでもない変化があるといういつも通りのハイテンションなノリだったけれど。カイ達のやり取りが好きだったからこれで終わりなのが寂しい。クロトの活躍ももっと見たかったな。2014/06/06
える
19
まさかの完結。完結巻ということで、今回はそれぞれの過去話に焦点が当てられて、なぜ伝記士に選ばれてしまったのかが明らかになったのは良かったが、過去の重要な話が多かったので、いつものボケとツッコミが少なかったように感じたのがちょっと残念。また、クロトとの関係、ニーナとの関係が進んで欲しいと思っていたのに、全く進まないまま終わってしまったのも残念なところ。でも、仲間という絆が改変を通して更に強まったのは良かったかな。もう少し、このメンバーの物語が読みたいですが、次回作に期待ということで。2014/05/24
