- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
出版社内容情報
投票で、ルール違反で、あるいは魔女による殺害で――魔法少女が次々と命を落とす。そんな中、昼の予備投票で最多票を集めたリリィが「ゲームを終わらせる良い方法を思いついた」と言い出して……!?
内容説明
誰でも魔法少女になれる世界。心優しい魔法少女・愛葉レナは、他の魔法少女たちと共に魔法学園に閉じ込められる。そこで始まったのは“魔女の裁判”―紛れ込んだ一人の魔女をあぶり出すまで終わらない、残酷なデスゲーム。投票で、ルール違反で、あるいは魔女に殺されて、罪なき魔法少女たちが命を落としていく中、レナの親友・フブキが放った起死回生の一手も空振りに終わってしまう。しかし、昼の予備投票で最多票を集めたリリィが「ゲームを終わらせる良い方法を思いついた」と言い出して…。少女たちの疑念と裏切りが収束する先は、希望が絶望か!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
23
見事に失速したな。上巻の出来が結構よかったので期待していたのですが肝心の問題解決の仕方が強引すぎて残念。展開も安直でわざわざ上下巻でわけた割にはあっさりとしすぎで肩すかし食らった気分です。ルール違反甚だしいな。まぁ、こういったネタは難しいし仕方がないのかなとも思いますが。犯人は予想してた通りの人だったっていうのもあって読んでいて退屈になってしまった。2014/05/24
アウル
20
魔法少女達による人狼モノ解決編。うーん、締め方が結構無理やりな展開だったかな、魔法の応用は予想通りだし魔女も予想していた通りだったので盛り上がりに欠けてしまった感が強い。2014/05/22
METHIE
15
薄々気づいていたが魔女は彼女の魔法でしか成立しない訳で。ただ嘘をついたら死ぬのトリックは分からなかった。2014/06/20
豚山田
12
注:目次は読み飛ばすこと! それはともかく期待と不安の解答編。限定された魔法少女の能力とゲームのルールが絡まって、謎を解かせてくれそうで絞らせない展開は中々小憎らしい。僕も予想を外しました。ただ人狼の売りは心理戦であり、嘘の言い合いに面白みがあると思うのですが残念ながらその方面の深みは足りず。また極限状態の人間の反応としてはいささか軽い気も。魔法少女という素材を使ったのであれば尚更リアルな反応がギャップとして生えたのではないでしょうか。オチも若干ズルいかな。ミステリとして読むと苦しい。けど面白かったです。2015/01/27
T.Y.
12
これにてデスゲーム終幕。皆が罪を背負わされてしまう「投票」というシステムにより、魔法少女達が急激に倫理観を喪失し、無惨な殺し合いに発展していく様は見事。しかし後半の種明かしは…殺しの方法はともかく、魔法の埒外を認めるのは強引というか反則気味。そして、敵を殺さない愛と正義の魔法少女というあり方は良いものか、という問いはいいのだが扱いは少し物足りず、「なぜ魔法少女がこんなデスゲームを強いられるのか」という根本の問いは(物語上の答えは一応あれど、テーマ的に)棚上げにされた感が否めない。2014/05/21
-
- 和書
- ほたる文書 - 詩集