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内容説明
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。タケルを欠いた小隊の面々は、純潔の徒殲滅作戦の最前線にいた。タケルのかわりに隊長を務める桜花は、戦果を上げようと逸るが、その前に因縁の魔女が姿を現す。「さあ―あなたの笑顔を、私が作ってあげるからね」桜花の人生を狂わせた忌まわしき仇―ラフメーカー。復讐を果たすこと、仲間を守ること。桜花は二つの想いの間で激しく揺れるが、ラフメーカーの力はあまりにも強大で…!?絆の炎が紅く燃える学園アクションファンタジー!
著者等紹介
柳実冬貴[ヤナギミトウキ]
デビュー作『量産型はダテじゃない!』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
38
タケルが内側の世界に行っている間、残された桜花たち35小隊の面々が課された過酷な戦いを生き延びる姿を描いた巻でした。桜花は隊長代理を任されたものの以前のような冷徹さはなく、現れた仇のラフメーカーに冷静でいられなかったり、過去がいろいろ明らかになったり、周囲との絆を再確認したり、まさに桜花を中心に回っていた巻でしたが、斑鳩やうさぎも頑張ってたのに、タケルが戻ってきたおいしいところまで、桜花が持って行きました(苦笑)だんだん苦しい状況に追い込まれていく35小隊の面々ですが、逆境にめげずに頑張って欲しいですね。2014/04/19
Yobata
30
タケルが内側の世界へ行っている間、残された桜花,うさぎ,斑鳩の35小隊はキセキ護送作戦の罰と責任として、京夜を含めた4人で、攻め込んできた『純血の徒』との戦争の最前線に派遣されることになった。タケルが戻るまで隊長として仲間を守る決意をするも、桜花の運命を変えた仇のラフメーカーが戦場にいることを知り復讐心に揺れるも…。今巻は外側のその後の話で桜花が主体。テーマは『復讐』。タケルが消え、自分が部隊の皆を守らなければいけない立場になった時に自分の家族に妹を殺害した仇の情報が入り復讐と仲間との狭間に揺れる桜花。→2014/04/19
ナカショー
28
タケルが内側の世界に行ってる間、小隊の隊長を務める桜花の話。相変わらずのダークな過去話。桜花の仇であるラフメーカーとの対立は映えましたね。ラフメーカーも被害者側だったけど同情は出来ないくらいには非道なことをやりまくってたので自業自得ですね。あと、この話で京谷の印象が少し変わりました。京谷意外と良い奴?次巻も楽しみです。2015/12/28
まりも
22
今回は桜花回。タケル、マリが内側にいる一方、桜花は隊長代理として残った落ちこぼれ小隊+京夜と共に過酷な戦場に赴くことに。隊長として仲間としてうさぎ、斑鳩との絆を再確認や桜花自身の過去の話に仇であるラフメイカーの登場と桜花を中心に物語がすすんでましたね。ヴラドの真の力も手に入り35小隊も再集結した事だしいよいよ次回が本番なのかな。激しい戦場でもお風呂シーンは忘れていない辺り流石はおっぱい作家なだけある。状況は好転したわけではないけど35小隊はどう動くのか楽しみ。2014/04/21
あなほりふくろう
21
桜花と小隊の絆、そして桜花の過去と復讐、そしてこれからの覚悟の話。容赦のない、酷に過ぎる展開。血とはその者の生きた証。戦いで散った者たちの血をすべて背負って戦う覚悟をした桜花の、その凄まじいばかりのシリアスは迫力満点でした。直後にお姫さま抱っこでデレッデレのマリを見たときは流石にずっこけたけど(苦笑)2014/05/30
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