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出版社内容情報
「実は……その……恋をしまして」拓哉のカミングアウトに沸き立つ、千里たち浴場生徒会。恋路を応援することに決めたものの、相手の特徴がどうにもおかしい。一方、和馬には謎めいた助っ人依頼が届いていて……
内容説明
升々学園の頂点に君臨する大生徒会の王、行雲流水和馬は違和感を覚えた。「実は…その…恋をしまして」友人である少年、傍若無人拓哉がどう見ても美少女の格好をしていたからだ。「ちなみに、どういう奴なんだ?」「まあ―強いて言うなら…服を着てなかった」自身が王であることを隠しながら、矛盾生徒会の罠を打ち破ってから数日。よもやこんなカミングアウトをされようとは。最強学園バトル、風雲急を告げる第2巻!
著者等紹介
木村心一[キムラシンイチ]
1982年京都生まれ。『ロック・ペーパー・シザーズ』で第20回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
17
資金稼ぎの為奔走する浴場生徒会だが、何故か美少女化した拓哉が「男」に恋をしたと言い始め…。謎の全裸男に恋をした拓哉に「どういうこと!?」と最初は焦りましたが、後半に進むにつれてシリアスが加速し、学園都市の王である和馬の凄みがかっこいい。千里と理沙の尾行中の和馬への恋バナでの「毎日シてます」「ま、毎日!?あんた達、いつの間に…(ボンっと真っ赤に)」(※下着の話です)とのアンタッチャブル風なやりとりや、床屋に来た拓哉が全身麻酔打たれそうになったりわかめちゃんカットにされたりと、木村先生節が効いたギャグが面白い2020/04/07
METHIE
16
一番驚いているのが人間ドラマが巧みになっているという点。 そして読者投稿のゲストキャラの活躍をそこそこにし、コントに力を入れて、それでいて能力バトルとして輝いている。 また次の敵がラスボスクラスと見せかけて寝たきりの姉がラスボスっぽい気がするんだよなぁ。 もしくは不治の病を治したための制約か。 いずれにせよこれゾンと同じくクリフハンガーが卑怯すぎるw 2014/02/23
カッコー
15
能力の相性が前巻より上手く組み合わされるようになった。明らかな敵キャラである綾音・絵里香コンビが出てきたし、千里の秘密もあったりと個人的に楽しめる内容だった。 拓哉が恋した相手がクズすぎたのが嫌だった。和馬が蹴散らしてくれて溜飲を下げさせてもらったが。2014/03/20
1_k
9
このシリーズは見切りをつけたつもりだったのに、サブタイトルのせいでつい買ってしまった。なのに、全裸なのは男かよ! くっそやられた。まあ、中身は前巻同様の感想だな。こういう作風なんでしょ。2014/03/04
ろびん
4
主人公達、うまく転がされてんなあ、といった感じ。2018/04/04