MF文庫J<br> ポンコツ勇者の下剋上

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MF文庫J
ポンコツ勇者の下剋上

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040696164
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

勇者の素養がない少年が、神剣を勇者に届けるだけで英雄に!?王立士官学校の卒業を間近に控えたクロウ。ある日彼は、選ばれし勇者にしか扱えない神剣――聖光剣エクスキャリバーの声を聞いてしまう! 声の主である聖光剣の精霊・ホリーが言うには、世界を滅ぼす魔王が復活するため、一刻も早く勇者を探して聖光剣を渡さないといけないらしい。クロウは、剣を勇者に届けるというお手軽なお使いだけで世界を救う立役者になれるならと快諾し、勇者を探す旅に出た。ところが問題児のクロウと、性格がハチャメチャなホリーの2人で旅は前途多難! さらに見つけた勇者は、なんと奴隷の幼女で――!? 一体どうやって連れて帰ろう……? 〈あの子の主を、私を使ってぶった切れば良いんじゃないですか?〉「良くねえよ!」

藤川 恵蔵[フジカワ ケイゾウ]
著・文・その他

ぐれーともす[グレートモス]
イラスト

内容説明

王立士官学校の卒業を間近に控えたクロウ。ある日彼は、選ばれし勇者にしか扱えない神剣―聖光剣エクスキャリバーの声を聞いてしまう!声の主である聖光剣の精霊・ホリーが言うには、世界を滅ぼす魔王が復活するため、一刻も早く勇者を探して聖光剣を渡さないといけないらしい。クロウは、剣を勇者に届けるというお手軽なお使いだけで世界を救う立役者になれるならと快諾し、勇者を探す旅に出た。ところが問題児のクロウと、性格がハチャメチャなホリーの2人で旅は前途多難!さらに見つけた勇者は、なんと奴隷の幼女で―!?一体どうやって連れて帰ろう…?“あの子の主を、私を使ってぶった切れば良いんじゃないですか?”「良くねえよ!」

著者等紹介

藤川恵蔵[フジカワケイゾウ]
『ポンコツ勇者の下剋上』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

28
これはただの凡人でしかない少年が、聖剣と共に勇者を探す旅に出る羽目になるコメディファンタジー。一般人以下の実力を持つクズな主人公、長年の失恋のせいでメンヘラ気味の聖剣、奴隷の勇者。そんな癖しかない人物たちが織り成す今作。癖があるからこそ出せる独特の魅力となんだかんだで嫌いにならないノリを楽しむことが出来る作品になっていました。いい感じに軽いし、サラッと楽しく読める良い作品ですね。力で王様すら捩じ伏せる勇者とかすげーし、ややこしい三角関係も気になるので、是非ともシリーズ化してほしい。 2017/12/27

ツバサ

18
この、楽しく愉快で癖になる会話や熱い展開は、変態成分が抜け落ちた壱日千次先生や。いやはや、驚きました。めっちゃいい作品がMF文庫の新人賞の最後に残ってて良い気持ちで年越せそうだ。壱日千次先生の後継者、爆誕。ただ、似てるというのは両方に失礼ですね。藤川惠蔵先生の作品はビビッと来たので、次巻か、又は新作を楽しみにしてます。2017/12/27

サキイカスルメ

16
ヒロインもポンコツさんじゃないか(笑)何をやっても凡人以下となってしまう王立士官学校の落ちこぼれクロウが、なぜか聖剣の精霊ホリーが見えるようになってしまい勇者に聖剣を届けるため頑張るお話。面白かったです。基本コメディで、特にクロウとホリーのやり取りが軽快で楽しかったですね。後半のシリアスもありましたが、その後の幼女無双での突き抜け感も好きですね。クロウはちょっとゲスい部分があったり、強さはショボいですが癖のある女性からかなり好かれるタイプかな、と。なんだかんだで懐深いですからね。2017/12/29

むっきゅー

13
士官学校の落ちこぼれ・クロウが、学校に保管してあった「聖光剣」の聖霊・ホリーと突然会話ができるようになった。そして、東方に勇者が誕生したので、聖光剣(自分)を連れていけと。さもなくば、5年後に魔王が復活し、人類は滅亡する。クロウは身体能力は人並みだが、機転がききハッタリでトラブルを切り抜けるタイプ。しかし、聖霊ホリーは毒舌かつトラブルメーカー。ピンチは全てコイツのせいジャン!勇者は、奴隷少女・シオン。パートナーのはずの聖光剣と勇者が微妙な空気の中、本来関係のないクロウが二人の間で翻弄される。面白いかった。2018/01/16

真白優樹

10
これは勇者の物語ではなく、彼は勇者ではない。どころか只の人にも劣る力しか持たない、だがそんな彼の周りに精霊や将来の最強の勇者達は集まり、彼を中心として世界は廻り始める、それは何故か。その答えはこの物語を読んで各自で見出してほしい。だが彼にも見逃せぬ魅力と輝きがあり、それこそがこの物語の核となっているのは確かである。故にこそこの物語は面白く、得難き確かな力を持っているのである。八方ふさがりな世界の中、彼の周りもお手上げな状態へと変わりゆく。二重の悪意が待つ世界の今後の行方とは。 次巻も須らく期待である。2017/12/24

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