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出版社内容情報
現実はクソ。――そんな廃ゲーマーの望はある日、申公豹と名乗る見知らぬ美少女プレイヤーから対戦を強要され、現実と見紛う仮想神域に招待されるが――!? 望の電戯<ゲーム>が始まる!
内容説明
現実はクソ。―そんな望は、VR対戦格ゲーで日銭を稼ぐ廃ゲーマーの高校二年生だ。月面での謎の石碑の発見をきっかけに月面開発が推し進められ、同時に月・地球間を繋ぐ仮想空間も発達した世界。一人暮らしの望は、月都市で消息不明になった父を探すため、軌道エレベータを眺めながら月行きの資金を貯める日々。そんなある日、望に対戦を挑んできた申公豹と名乗る少女が、望を通常のVRには禁則で存在していないはずの全感覚接続エリアへと引き込む。この世のものとも思えぬ美貌をたたえる少女は妖艶に口を開いた。「よくも…妾たちを月になど封じてくれたな、望」月天を仰ぎ仮想空間で神と戦う、望の真・封神の日々がはじまる!!
著者等紹介
為三[タメゾウ]
第9回MF文庫Jライトノベル新人賞にて優秀賞を受賞。群馬県民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
19
VR対戦ゲームの世界に現れた神々を封印する為に主人公・望がゲームの世界で魂を賭けた勝負を挑む事になる…な話。キャラ、世界観、物語の展開全てが安定したクオリティを保っているので最後まで楽しんで読む事が出来ました。特に幼馴染の眞子、神様の豹ちゃんの愛らしさときたらもう最高ですわ。バトル描写もそれなりに良かったと思います。敵が序盤から強大すぎるせいで今後の展開がちょっと心配な所もありますが、これからも豹ちゃんに癒されたいので次巻も期待したい。2015/06/27
ツバサ
6
VP対戦格ゲーに古代の神々が参戦してきて負けたら魂を取られるという、神々を倒せば奪われた魂を取り返せるってことで主人公が奮起する話。中々面白くてゲームを逃げ場にするなってセリフが良かった。上手く話が纏まってた気がするが続きは出るのかな?2015/06/26
真白優樹
6
近未来を舞台に、蘇った神とゲームの世界で戦う物語。・・・早い話が近未来を舞台に再構成された「封神演義」のような感じである。中々味方側の神は愛らしく、可愛らしくなっており主人公の設定もいい感じに衒いがないと思う。・・・というかフラグが幼馴染と半ば確定的、みたいな感じには驚いたな。てっきり表紙の豹ちゃんがヒロインになるかと思ったが・・・そこはまだわからない感じであるかもしれないが。 一巻にしてかなりの大物が出てきたが、これ以上に最悪な神というと何がいるのであろうか。・・・興味が尽きない。 次巻も楽しみである。2015/06/24
はつかねずみ
2
VR対戦ゲーム+封神演義、なんだけどヒロインがVR世界に来られないことで現実側が切り離せないようになっていて、結果的に両者共に丁寧に描写されているのは好印象。 一方、最初から最強の敵を倒しつつ主人公の弱体化を図るのはいいんだけど、尻すぼみしやすい展開でもあるので一抹の不安は残る。 また、この巻だけで設定の解説にキャラの紹介など詰め込まれすぎていて、主人公+幼馴染兄妹以外の心理描写は御座なりとは言わないまでも物足りないものも。 後、申公豹は可愛いけど、口調を変えた瞬間個性が吹き飛んだように感じたかな……。2015/08/16
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- 四丁目の夕日 扶桑社文庫