内容説明
すべてを語り終えたドイルと聞き届けたグレイは、改めてお互いが真摯に向き合うことを誓う。そんな矢先、森に不穏な空気が漂う。バラドによると、魔獣の群れが向かって来ているという。魔獣スコルとハティ、そしてマーナガルム。間違っても学生、しかも一年生が相手にする魔獣ではない。こうして、教師らがいる地点まで決死の大移動と、特攻してきたマーナガルムとドイルのバトルが始まる。合宿編堂々終幕!そしてドイルに王女クレアが略取されたとの報告が―!?甘く優しい世界で再起を誓ったドイルの奮闘記。第三幕がついに登場!
著者等紹介
深木[ミキ]
2012年頃から書き始め、翌年投稿を始める。2014年「MFブックス」から出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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宇宙猫
12
★★★ お気楽学園ものだと思ってたら国の周辺がきな臭くなってきた。最強チートだからゴタゴタだろうが戦争だろうがドイルの活躍の場になるんだろうけど、あまり真剣な話にならないといいな。2018/06/23
こも 旧柏バカ一代
6
実習で魔物の群れに襲われるってのは御約束なのかな?もう、パターン化してるように見える。その次は誘拐とかもありきたり。唯一の癒しは馬と執事だな。2019/07/09
eucalmelon
3
対マーナガルム戦。圧巻だった。見栄を張ったと思っていたが、ドイルの実力は本物だった。感動とパニックの取り巻き達の騒動は楽しい。 クレアが拐われた。リュートの思い人も。愛の女神の力はどこまで届くのだろうか?ドイルが迷わず辿り着けたのは愛の女神の力だろう。たとえばグレイがそれを知れば多少はからかうことは間違いないだろう。ただ、今回はそれ以上に裏でドイル、いやクレアのために暗躍している。いい主従だ。2018/12/26
Ency [L-N]
3
深淵の森で合宿中のドイル達に魔獣の脅威が迫ろうとしていた…! 3巻でした。前半は前巻から続く合宿編とその顛末、後半はクレア姫の誘拐騒動とその後の顛末の二部構成みたいな今巻は、話的にはドイルとグレイ殿下が腹割って話した事で二人の蟠りが解けたり、誘拐騒動の一件に絡めてリュート周りの問題も落着したり、それからごにょごにょ…なったり、色々一区切りのの着いた「第一部完」みたいな? クレア姫を助けにいく展開はベタだが…いや、王道でやはりいいモノだー。リュートの逡巡に過去の自分を重ね見て、焚きつけるトコも良かったなー。2015/06/03
なか
2
再読。2017/10/29