内容説明
舞台は1996年、東京。ゲームメーカーに勤める主人公・三原一也は、半年前に失踪した同僚・月岡陶子の影を追い、六本木のビル内部に広がる地下神殿へと潜入した。そこで目の当たりにしたのは、神殿に集まった人々が次々と異形の怪物へと変身を遂げる驚愕の光景―。「これは…陶子が創っていたRPG『エネミーズ』の世界そのままじゃないか!?」そして一也自身にも不思議な力が及び、彼は最大最凶の敵(モンスター)、ドラゴンに変身した!一也は―そして人類は、現実を浸食するこの恐怖とどう立ち向かっていくのか?一話一見開きで物語が展開。カード感覚で展開する新感覚モンスターバトルノベルが誕生!!
著者等紹介
和智正喜[ワチマサキ]
小説家、マンガ原作者、脚本家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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METHIE
8
かなり良かった、96年を舞台にモンスター達が主役のゲームが現実を侵食し始めるのだが、ある意味仮面ライダー的な要素が強く二ページごとにワンエピソードというのも構成として面白い。2016/03/24
gentleyellow
3
1996年が舞台の話だから、ということを抜いても古さを感じる話。謎めいた憧れの女が居なくなって腑抜けになってる主人公が、ふらふら追いかけていった結果、なんかモンスターになる。で、昔設定だけつくったRPG設定どおりになってしまってる世界で敵と戦う。うーん、古い……。それに、お話の世界が現実になる話って、それこそ96年頃よくあったけど、21世紀はもっと直接的にゲームの現実に行く話が主流だし冗長に感じる。なんかファミコンゲーム企画書の真似らしき装丁もそうだけど、年取った作者が昔面白かったことを見てる感じするね。2015/09/09
菊地
0
なんだこれ。幾ら1996年設定だからって内容がクッソ古臭いし、頻繁に回想や過去話が挿入されてスピード感の無いもっさりした展開になってて読み辛い。テンポが酷いことになっているし、なんだこれ、本気か……駄目だ、致命的なくらい面白くないわ……2015/10/28