内容説明
伝説のロックバンド「キャロル」の解散から40年…ジョニー大倉が生み出してきた音楽の原点が今、解き明かされる!『原宿ゴールドラッシュ』『ドロップアウトのえらいひと』など、日本のアウトサイダー・カルチャー・シーンを書き続けてきた作家「森永博志」がジョニー大倉への生前最期のインタビューをもとに書き下ろしたジョニー・ロックンロール・ストーリー!
目次
その星は父の叫びをつれてやってくる
奴はトラブル・メーカー
港で、海の彼方を夢見て
ある日、人は生まれ変わることができる
ミート・ザ・ビートルズ!
それは肉体の叫びだった
中島敦と『用心棒』
貨物列車とヘタクソなギター
母にささげる愛の証
シャウトするのは自分だ!〔ほか〕
著者等紹介
森永博志[モリナガヒロシ]
1950年東京生まれ。1970年代より『POPEYE』『月刊PLAYBOY』『BRUTUS』などの編集者として活躍。1986年、クリームソーダ山崎眞行のサクセスストーリーを描いた『原宿ゴールドラッシュ』(ワニブックス)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ワンタン
4
ジョニー大倉の偉業は誰もが認めるところ。しかしジョニー大倉のことを持ち上げる文章は、なぜかライター自身が自分に酔ってるような、贔屓の引き倒しになってるようなものが多い。期待して読んだこの本も残念な内容。これならジョニー大倉自身が書いた「キャロル夜明け前」の方がずっといい。2019/06/07
チョビ
0
正直晩年は情報番組に出てくる変なおっさんにしか見えなかったが、わた氏の好きなベーシストが彼の真似をしていたということで読んでみることに。基本は彼が永ちゃんとキャロルを組むまでの少年期の話。川崎の風景は今も昔もだなあ、と思いながら読みました。基本的にいい時代だった頃の話で、プロになってからの話は全くなし。ただ人様が書いているに関わらず、自分の音楽以外は音楽ではないような勢いみたいなところ、自画自讃を他者に求めているような世界観は評価が分かれるかも。2015/05/19
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