MF文庫<br> また明日会いましょう―ホテル・リリーガーデンの五日間

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MF文庫
また明日会いましょう―ホテル・リリーガーデンの五日間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 203p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040674896
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

お悩みごとは、スーパーコンシェルジュ・ユキコにお任せあれ!西新宿のはずれの「アットホームでフレンドリーなサービス」なシティホテル。和泉喜子はそこのフロント兼コンシェルジュだ。彼女をモデルに小説を書こうとする高橋愛のインタビューに応えて喜子が語り始めたのは…

小手鞠 るい[コデマリ ルイ]
著・文・その他

内容説明

西新宿のはずれのアットホームなホテル「リリーガーデン」。小説家のサナギ・高橋愛の取材に応じて、喜子が語り始めたのは、スーパー・コンシェルジュとしての活き活きした仕事ぶりと、その職を選んだ理由。ちょっとしたトラブルから大きなトラブルまで。お客さまからいただくさまざまな要望。そんなある日、思いもよらない人が訪ねてきた。喜子の胸に隠されていた秘密とは…?

著者等紹介

小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年、岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。81年、やなせたかしが編集長をつとめる雑誌『詩とメルヘン』の年間賞「サンリオ詩とメルヘン賞」を受賞し、詩人としてデビュー。3冊の詩集を上梓する。93年、「おとぎ話」(河出文庫『玉手箱』に収録)で「海燕」新人文学賞を受賞。2005年、『欲しいのは、あなただけ』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。ニューヨーク州ウッドストック在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kumicom

57
私がコンシェルジュならこんな出版社と小説家はお断りだけどなー。これ読んで、「コンシェルジュってなんでもしてくれるんだ!どんな無理難題でもOKなんだー!」って思われないか心配だわ。小手毬さんの作品は2作目なんだけど、ティーンズハートを無理矢理大人風にアレンジしました、ってテイストが苦手。読みやすいんだけど。だいたいこの話が一番コンシェルジュを軽んじてるよね。素人をコンシェルジュデスクに座らせること自体、コンシェルジュの仕事をナメてますよね。最後の結末も、おい、コンシェルジュはヒマじゃないんだぞー!2016/02/21

よっしー

25
図書館で見かけ、手に取りました。コンシェルジュのお仕事のお話を聞き、小説に落とし込む作家。2人の女性が対話を通して何かを見つけ出していく、そんな前向きなお話だったように思います。中身があるのか…と言われると難しいですが、さらっと読めるので良かったです。2023/12/06

coco夏ko10角

24
ホテル・リリーガーデンで働くコンシェルジュ・ユキコとそこでカンヅメになっている小説家・高橋愛。ホテルのお仕事って大変だ。今まで読んだ著者作品の中で一番文章やノリが軽かった、こういう感じのも書くんだなぁ。2016/02/28

technica2015

12
表舞台と裏舞台がクルクル回る感じの展開で、こういうお話は読んでて楽しいですね。コンシェルジュはこうやって仕事をしているんだっていうところも知れて面白かったです。小説家が主人公なだけあって、ちょっとメタな感じで進んでいくので、ここまで描写してしまってこの先どうやって話を膨らませるんだろう?と気になったりしましたが、ちゃんと最後まで面白く読むことができました。読書メーターで登録が少ないですが、良い本でオススメだと思います。2015/05/01

アロハ

9
夜中二時に目が覚めたので、ついつい「数ページ読めば眠くなるだろう」と思い、読み始めたものの最後まで読み終えてしまった。ホテルに缶詰めになった新人小説家の女の子とコンシェルジュの話。実際のコンシェルジュが、いくら取材とはいえ、ほんの数日で客である主人公にそんなに心を許すものなのか?特にプロ意識が高い人なら尚更。まぁそのへんはいいとして…コンシェルジュさんの次の恋がうまくいくといいな。そして、小説家さんとの繋がりもずっと続くといいな。ステキなホテルでした。2016/06/15

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