内容説明
俺と勝負しろ!ドイル・フォン・アギニス!不本意ながらも牧場内トップクラスの馬を手に入れたドイルは、リュートから勝負を迫られることに。ドイルがグレイと同じ班に選ばれたことが納得できない、宣誓の役を奪われさえしなければ自分こそが選ばれていた、とリュートはまくし立てる。班分けの基準は経歴ではなく、模擬戦での結果であることを説明され沈むリュートだが、つい口から出た本音にドイルの顔色が変わる。「―ってやる。お前の言う勝負を受けてやる!」グレイの制止をふりきり勝負を受けたドイルは、白馬『ブラン』とともに乗馬の練習を開始するのであった。乗馬の手並みも常人以上のドイルだが、スピードと高さによる恐怖がブランを鈍らせる。克服のため日々練習に励むドイルに、果たして勝機はあるのか―。甘く優しい世界で、再起を誓う若者の奮闘劇、第二幕です!
著者等紹介
深木[ミキ]
2014年「MFブックス」から出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
12
★★★★ 何も考えずに読めるのが良い。暑苦しい白馬のブランが可愛い。2018/06/12
こも 零細企業営業
6
視野狭窄になって悩んでた時期の話が・・何でそこまで槍に拘るんだ?思春期特有のアレ?2019/07/08
eucalmelon
5
馬にまで愛されるとはなかなかに優しい世界だ。しかし、本当に欲しかったものはくれないとは、優しくないのか?いや、持たざる者の気持ちがわかるように育ててくれたと思えばとことん優しいのかもしれない。 それにしてもスキルの有無の違いをここまでわかりやすく示してみせた話は初めてだ。反則具合がよくわかった。2018/12/20
ささきち
5
ここで切るとかどうなってるの?2巻で起こった問題を何も解決しないままで終了とかないわーBWで大体3巻まで100円だったのにこれが2巻まで100円だったのはコレのせいですねこういう売り方は気に食わないので次は多分ない。身分違いの恋の行方とか主人公がずっと溜め込んでいた過去を他人に打ち明けたりとその結果が気になるところで終了〜馬関連で笑えたけどそれくらいかな。2017/03/16
ちゃか
4
他者視点が少し追加されているぐらいで、本編は安心安定のチート。家の名前に囚われなければ、ここまで才能を発揮できるんだよなぁ。まぁ、家を、期待を無下にできないからこそ、しばらく停滞して評価落としていたわけなんですが。一度決めた以上はやり通すキャラだとは思うので、このまま頑張って、これまでの恩に報いてほしい所。2015/02/08