内容説明
子爵領成立から一年、前世の記憶を駆使し、改革を進める転生領主ソラ・クラインセルト。ソラはベルツェ侯爵からの呼び出しに応じ王都へと赴く。そこでベルツェ侯爵から、貿易構造完成のために排水装置の考案を求められる。さらに造船を思案するソラは、サニアとリュリュとともに大型船の建造に着手するのだった。一方、チャフは王都で、“活火山”の異名を持つシドルバー伯爵に再会。シドルバー伯爵は劣等感を抱えたチャフの態度に憤怒し、彼を鍛えあげると言い出す。チャフは己を見つめ直し、フェリクスとの再戦へと挑むのだった。ソラとチャフの知らぬところで暗躍する教会の最高峰・教主レウル。さらには、布の価値を意図的に下げようと策略する双頭人形の存在…。いよいよクライマックス突入!領地改革ファンタジー第四弾登場!!
著者等紹介
氷純[ヒスミ]
2013年8月「MFブックス」から商業デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こも 旧柏バカ一代
21
ほとんどチャフの成長だった。活火山の爺さんがなかなか強烈だが世の中をよくわかってらっしゃる。2020/07/28
eucalmelon
6
シドルバー伯爵、気持ちのいい活火山だ。親戚にいてほしいかと言われると微妙。鍛えられるチャフはいい男になるだろうなぁ。 竜骨ポンプの歯車を特産品の圧縮木材で賄うとは計算高い。まあ、思いつくなら自分もきっとそうするだろう。思いつかんだろうけど…。 暗躍する官吏の切れ者に教主。あと銀の娘。ソラの頭痛の種は尽きるマジ。廉価な布に対抗するため織機をつくるって、そんなに簡単に機械はできんよねぇと思ってしますが、職人の腕がいいんだろうか? 水撃ポンプ?知らない。後で調べてみよう。2020/06/15
みい
6
WEB版既読。私的に次の巻か、その次の巻のあのシーンが楽しみなんです。 今巻は、リュリュががんばったよね。2015/01/04
おやぶん
2
チャフの成長がこの巻の一番かな。 ついに12歳を迎えるけどまだまだ前途多難な主人公です。2023/11/21
公路郎
2
成長をみんながすると、集人工の豊富な知識量にも安心感が出てくる。 三歩進んで二歩下がる と言う展開は面白いのだが、じれる。続きが読みたくなる。2015/11/24