内容説明
『新耳袋』の中山市朗が満を持して放つぐいぐい怖いとにかく怖い怪談実話早くも第二弾。
目次
いつもの踏切
首吊り人形
上の住人
カエシテ
アクマ!
踏切の少年
続・踏切の少年
おばあちゃんのテレビ
バルサンはダメ
走る靴音〔ほか〕
著者等紹介
中山市朗[ナカヤマイチロウ]
兵庫県生まれ。怪異蒐集家、オカルト研究家、放送作家。クリエーター育成塾「作劇塾」の塾長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぶち
87
実話怪談の蒐集家・中山市朗さんが、様々な人から集めた実話による百物語第二弾です。首を切られたカラスが逆さに吊るされて連なっている道、お札を貼られた井戸、ノイズの入るテレビに映りこむ女、誰もいないはずの学校に現れる赤いジャージの少年、深夜の霊園からかかってくる電話… 霊感は無いという著者自身が参加した曰くつきのログハウスでの怪談会での怪異も語られています。禍々しい話から可笑しみのある話(バルサンはダメ)と、バラエティに富んだ実話怪談です。読んでいると少しづつ怖さが蓄積していって徐々にゾワっとしてきます。2024/09/28
p.ntsk
31
実話怪談シリーズ2作目。今回も様々な怪談が収められていた。「バルサンはダメ」怖可笑しい。「魑魅魍魎」中山市朗最強説w。「ベビー・ベッド」「飛び込み」「謎の通信」不可思議な話。「受信番号」「別れた女」電話絡みの話。「アメリカの上空にて」心霊というかUFO!?月刊ムー案件w。「リニューアル・オープン」企業としては現実的な対応を迫られる。「突き落とされた」「友達ができた」「四人目の落札者」シンプルに怖い。「赤いジャージの男の子」「大阿闍梨」「大阿闍梨・後日譚」一連の学校の怪談。これも場所に原因がありそう。 2023/11/14
ラルル
27
うーん、良い所もあればイマイチな所も有。怪談自体は軽いものが多いです。表題になっている「赤い顔」も99話の中に埋もれるような話。何故これを表題に選んだのか謎です。あと関西の話が多いのかセリフが関西弁ばかりなのも読みづらく話に入っていけず怖さ半減。読み物の方言って上手に使わないとただ読みづらいだけのものになるんだなと実感しました。人形にまつわる話はどれもゾゾッとする話。非常に良かったです。九十九話目はラストだからと言って怖い話を置いているわけでもないので期待すると肩透かしをくらいます2015/10/23
瑪瑙(サードニックス)
23
前回読んだ『怪談狩り』よりもゾッとする話が多かった。リアルに感じられるものが多かったせいかな?それにしても霊たちが逃げてしまう中山さんて凄すぎる。護られていらっしゃるのかしらね?2015/05/29
澤水月
18
先日久々の単著を出されたのに急いで次を出さなくてもよかったのではないかしら? 同じひと続きの現象を小分けにして無理に百話にする(新耳だとまだタイトルで同じ現象を分けてると解ったけれど本書では解らない体になっている)など…前著の千日前が圧巻だっただけに。とはいえラストはやはり畳み掛け読ませる。鉄扉の門、崩れる顔、大阿闍梨など凄くよかった2014/07/18
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