内容説明
農場の12カ月を、やさしい絵筆が描いていきます。ターシャはその絵を、子どもたちが好きなこまごましたもので縁取りました。ひとつの月から次の月へ景色は移り、季節ごとの美しさも移りゆき、祝日があり、お祭りがあり、心はずむ遊びがあり―まさしく、これは、1年12カ月の喜びを集めた玉手箱のような絵本です。ターシャの文と絵は、古き良き時代そのものです。本当に心地よい、思い出に残る読書の世界に子どもたちを導いていきます。
著者等紹介
テューダー,ターシャ[テューダー,ターシャ] [Tudor,Tasha]
1915‐2008。アメリカで最も愛されている絵本作家。オリジナルの絵本やさまざまな物語に挿絵を描き、その数は100冊以上。30歳、ニューハンプシャーの田舎で農場暮らしを始める。4人の子供に恵まれるが、43歳で離婚。56歳からはバーモント州の山の中で、自然と動物に囲まれ、19世紀風の暮らしをおくる。ターシャが自分で作った庭は、世界中のガーデナーの憧れとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
46
【絵本】この絵本を読むと1年のどの月も素晴らしいと感じる。明るく、美しく、優しさに溢れた絵本だが、この絵本の出版の1年後にターシャの夫は農場を去っている。家庭生活では悲しい出来事があってもターシャの絵本は喜びと希望に満ち溢れている。数多くあるターシャの絵本の中でも1番のお気に入り。3062019/10/09
tokotoko
36
私、ターシャさん=ガーデニング専門家だと思ってて!この絵本を描かれたと知って、びっくりしました。すごい才能あふれる方だったんだなぁ。農場の1年が、1カ月が見開きのカラー絵と白黒の鉛筆画の計4ページで描かれてます。とても線が柔らかくて、穏やかな色で、自然と人を優しい眼差しで捉えてあります。あとがきに、「悲しみと痛みの中、生まれた本」って書いてありました。でもね、私、悲しい気持ちで描いたんじゃない気がする。描いてる間は、とても楽しかったんじゃないかな。出来上がったら、すごく嬉しかったんじゃないかな。って思う。2014/05/01
ポラリス
18
前書きに『喜びを集めた玉手箱のような絵本』とありますがまさにその通り。絵筆で描かれた鮮やかな色彩により、自然豊かな大地に根を張り生きる家族の1年が伝わってきます。これは何度でも読み返したい。ぬくもりと命で溢れた素晴らしい1冊でした。2017/07/20
ochatomo
13
「かずのほん」と同じサイズで、カラーとモノクロの繰り返し絵 愛する農場生活の場面を趣豊かに描く 『1月は ゆかいなゆきあそび。タフィーづくり、だんろでやくりんご。』 モノクロの絵も丁寧で美しい 元本1957年 2014刊2019/10/24
カッパ
12
農場の一年が描かれた綺麗な絵本です。なぜだかほっこりします。2020/12/11
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