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内容説明
戦国時代、この狭い島国では世界に類を見ないほどの大規模で複雑な戦闘が繰り広げられていた。殺さない名軍師・黒田官兵衛は高松城を水に沈め、秀吉は鳥取城に人肉を食らい合う地獄を作り…。本書はなかでも時代を決めた名勝負や知略めざましい22戦を厳選。移りゆく戦況に対応する地図と解説で、激戦を追体験できる。名軍師、勇将たちの息吹が伝わる、胸躍る一冊。
目次
第1章 城を巡る名勝負(月山富田城の戦い(第2次)―安芸の謀神、出雲の鉄壁の城砦に挑む
七尾城の戦い―軍神も苦戦した難攻不落の要塞
鳥取の飢え殺し―秀吉得意の攻城戦が地獄を招く ほか)
第2章 大逆転・乾坤一擲の名勝負(河越夜戦―関東の趨勢を決定する攻防戦;厳島の戦い―戦国随一の智将が挑んだ大博奕;桶狭間の戦い―若き信長、一世一代の大勝負 ほか)
第3章 雌雄を決した名勝負(川中島の戦い(第4次)―啄木鳥戦法は成功か、それとも?
姉川の戦い―数々の豪傑が本領発揮した激戦
三方ヶ原の戦い―精強武田軍、徳川軍を軽く一蹴 ほか)
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年静岡市生まれ。文学博士、歴史学者。静岡大学名誉教授。歴史研究の枠にとらわれず、戦国史と現在のビジネスマンの生き方を比較する著書や講演も数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
18
戦国時代の有名合戦をコンパクトにまとめた1冊。小和田先生監修だけあって、丁寧な解説でおおよその前後の過程がわかるようになっており、大きなヒネリはないものの、合戦は全国の合戦の中からオーソドックスな選定、かつハズレのない説が採用されている。玄人には物足りない内容ではあるが、この本の合戦を頭に入れておけば、この時代の流れがわかってくる。戦国時代は合戦が歴史の分岐点。だからこそ、戦国時代への入り口としてはもってこいだ。2014/01/15
金吾
17
有名な戦いを上手くまとめています。図は全体像は良かったですが、細部はわかりにくかったです。ただ文章のみでもわかりやすく書いていますので困りません。2023/10/26