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内容説明
世界最大のグレイルラント大陸には、全土の地下層に広がり深層の全容が未だに解明されていない大迷窟がある。とある刑務所で起きた暴動が原因でその大迷窟に三百人もの罪人が放たれて二ヶ月が経った。かつて自分以外の仲間を全滅させながらも大迷窟の三十層を超える地下から生還した探窟者、ウィル・ロウエン。引退した彼が酒場で偶然訊いたのは蜘蛛の下半身を持つ魔獣の噂。自分のパーティを全滅させた仇が生きていることを知ったウィルは様々な大罪人の跋扈する巣窟と化したグレイルラント大迷窟に再び挑む!!殺人鬼、処刑人、監察官、探窟者。それぞれの思惑が入り乱れ、血湧き肉躍る狂乱のパーティーへようこそ―
著者等紹介
水城水城[ミズシロミズキ]
東海生まれ。2013年2月、学園ラブコメ『サイコメ』(ファミ通文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
44
大陸全土の地下層に広がる地下迷窟で仲間を虐殺され探窟者を引退した青年ウィルが、地下迷窟に逃れた三百人もの大罪人達を狩る処刑人であり同じ大罪人のミザリーと共に、かつて自分の命を救ってくれた大切な少女に再会する為再び地下に潜るダークファンタジー。頭のネジがぶっ飛んだ狂人達と、容赦なく美少女だろうと退場させるエグくてグロイ血生臭さたっぷりの死人続出しすぎな作品。蜘蛛と美少女の融合とは中々……と、醜悪さと美しいものを上手く合わせて独特な色香を醸し出すアラネアの表現には目を見張る。個人的に世界観とかはドンピシャです2020/06/20
まっさん
23
★★★★★ 世界最大のグレイルラント大陸には、全土の地下層に広がり深層の全容が未だに解明されていない大迷窟がある。とある刑務所で起きた暴動が原因でその大迷窟に三百人もの罪人が逃げ込んでから二ヶ月の月日が流れた。かつて自分以外の仲間を全滅させながらも大迷窟の三十層を超える地下から生還した探窟者・ウィルは、かつて自らを救ってくれた蜘蛛の下半身を持つ魔獣の噂を耳にする。自分のパーティーを全滅させた仇を討つため、離れ離れになった友と再び会うために彼は様々な大罪人、そして人を喰らう魔獣が跋扈する大迷窟に再び挑む!→2019/08/20
しぇん
22
水城先生の作品ですから想像ついてましたが、まぁ容赦なく人が死んで行く事。今のところ、仲間の美少女たちは素直に仲間ですが、元凶とあったとき、ろくでもないギミック発動するような嫌な予感しますね。まぁ、無事続き出ればですが。しかしMf文庫にあうのかな?2019/05/03
AKF-ZERO
18
『サイコメ』コンビが帰ってきた。そう、これだよこれ!水城水城さんと生煮えさんに期待してたのは! 殺人鬼にチェーンソー、銀髪ヒロインに異形ヒロイン、おっぱいに拘束具。まともなヤツなどほとんどいない。それでいて破綻せず絶妙なバランスを保ち、読者を最後まで飽きさせない展開。魔法のルビが「ガンマレイ」とか『BASTARD!!』要素までブチ込むとは何て素敵な作品でしょう! もう自分の好きな要素しかない作品です。生煮えさんの腕にも磨きがかかっておりヒロイン達もまた美しい。今最も続きが楽しみな作品の一つ。2019/05/11
成瀬雯悟
14
アンダーグラウンドてんこ盛り!昨今のラノベの主流に真っ向から歯向かうような作風がもろに好みだった。濃すぎるキャラが並ぶ中で、一番好きなのはアラネア。強くて純粋で人外って最強じゃないか。初めのうちのいかにも邪悪そうなアラネアの表情は良いミスリードになっていて、挿絵をフル活用しているなぁと感心した。あとシスカも好き。あのえげつないドクズにあんなキャラデザをつけた生煮え先生のセンスはスゴい。何気にシスカの死が1番のショックだった。水城先生のTwitterによれば続刊が危ういとのこと。売れてくれぇ……!2019/06/17