- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > MF文庫J
出版社内容情報
フローリン姫とグランドラ王の戦争の功績で故郷タウシノの名ばかり領主となったガーディ。自らの価値を証明する必要から始まった、前代未聞の2人だけの森州平定戦――後の大軍師はついに歴史の表舞台へと躍り出る!
内容説明
グランドラ王との戦争での功績により、金貨姫フローリンから故郷タウシノの領主に任命されたガーディ。その役職は名ばかりながらも、ガーディの存在を警戒する姫の臣下も現れた。そんな中、ガーディは自身の存在価値を証明する必要から、亜人種や土着勢力が入り乱れるタウシノの平定を名乗り出る。だが、兵士も連れず傭兵も雇わずに味方は無理矢理ついてきたナロルヴァー人だけ。誰もが無謀な絵空事だと考えたたった二人の森州平定戦―それは、異端の少年が冴え渡る軍略によりその名を歴史の表舞台に刻みつける燦然と輝く偉業の始まりだった―異端のヒロイックファンタジー、第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
63
この巻はたった二人の森林平定戦ということで、これから続いていくであろうシリーズの中では、まだ小規模な戦いと思われる。が、この作品特有の設定やそれゆえの語り口が気分を出していて読ませる。物語としても段階を踏まえてステージが上がっていくようで、丁寧さも感じた。ドラマとしても主人公が軍師の片鱗を表し始める展開でもあるし、一方で大軍師になるには不向きな性格の一面を見せた内容ともいえる。そのへん、ガーディという人物がどう折り合いをつけていくのか?そこも今後の読みどころであろう。独特の読み心地もあって面白い。2020/03/16
よっち
37
グランドラ王との戦争での功績により故郷タウシノの領主に任命されたガーディ。その存在を警戒する臣下も現れ、自身の存在価値を証明する必要から、亜人種や土着勢力が入り乱れる森州の平定を名乗り出る第二弾。決して戦いが好きなわけでもないガーディが、ナロルヴァを連れて二人だけで乗り出した平定戦。毎回後世視点からの解釈が入る分テンポは良くなかったですが、そんな無謀な戦いでも彼の優しさと的確な判断が諸種族連合という形となって、難敵を見事打ち破る戦いは面白かったです。またまた強敵が立ちはだかりそうですが続巻も楽しみですね。2020/02/25
サケ太
26
面白すぎる。テンポの良さで語られる軍記もの系ファンタジー。後世の視点から語られる、語源や活躍。優しすぎるガーディの軍師としての力量が見れるのが良かった。2020/02/26
こも 旧柏バカ一代
21
あれ?いつの間にか領主になってた、、そして、奴隷狩をしてる軍隊をゲリラ戦でじわじわと削って。それを支える妖精を使ったピンポイント狙撃が悪辣。そして最後は相手の軍を全滅させて終わり。。2020/12/29
まるぼろ
21
芝村裕吏先生の描くファンタジー小説第2巻。今巻はタウシノの領主になったもののシンクロの政敵でもあるアンドゥイレドに目を付けられたガーディが自らの価値を証明する為にリエメンの奴隷狩りを退治するお話です。前巻が羽妖精の観測による火力支援なお話なら、今巻は局地的なゲリラ戦から始まって、リンナール山道での戦いでは地形効果をふんだんに利用した羽妖精によるC4Iを用いたMBT主体の地上戦と言った所でしょうか、ファンタジーなのになんて芝村先生らしい、しかもMBTて…w しかし権能故に色々と優しすぎるガーディが→2020/03/12
-
- 電子書籍
- 偽りの女神【タテヨミ】第64話 pic…