著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志し、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。1924年に詩集『春と修羅』と童話集『注文の多い料理店』を事実上の自費で出版するが、彼の作品のほとんどは、没後に高く評価された。1933年に三十七歳で病没
田原田鶴子[タハラタズコ]
岩手県盛岡市に生まれる。岩手大学教育学部甲一類美術科卒業。美術関係出版社に勤務後、PR冊子やパンフレットなどの挿し絵、イラストの仕事を重ねる。現在ではとくに宮沢賢治の童話世界にしぼって油彩画の制作に励み、宮沢賢治イーハトーブ館など各地で個展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あーさん☆㊗️天久鷹央実写化!環奈ちゃん最高です!(≧▽≦)
58
再読。2019/10/16
あーさん☆㊗️天久鷹央実写化!環奈ちゃん最高です!(≧▽≦)
56
絵柄選ぶ事になる本。2019/02/20
tokotoko
28
強風の今日。自転車の運転も大変だった!でも「帰ったら、この本を読もう!」と思いながらこいだ。高田三郎君(愛称風の又三郎)が転校してくることで始まる物語であり童話。読み終わって、どう解釈したらいいんだろうなぁ・・・って考えた。童話の部分もあり、現実的な部分もある。でも!今日行ってきた田舎の風景。そんな風景を見て、ふっと風を感じたとき、その匂いや強さでこの童話を思い出す。日常生活で、初対面の方と出逢う時、又三郎君の凛とした強さや弱さを思い出す。それでもいいかな?!時々ぼんやりすることを忘れない大人でいたいな。2013/11/11
kaorin
6
娘用に借りた本。 中学国語で頻出される作家と作品を覚えないといけないので、なるべくハードル低く挿絵の多いこちらを選んだ。 私も娘も東北に行ったことがないので、風土など理解できない部分が大きく、宮沢賢治は絵本で読む方が分かりやすい。 何気なさすぎる日常と、自然の怖ろしさがすぐ近くにある事を受け入れて生きていく東北の人の忍耐強さを、感じた。 2022/04/16
ochatomo
6
題名は『新潟から東北地方にかけて広まる、風の神“風の三郎”伝承にちなんだ呼び方』(用語解説より)であり、具体的に描かれるのではなくイメージとしての言葉 生前未発表の草稿なので辻褄があわない所もあったが、都会からの転校生と短い期間だが田舎遊びを共にした未知の世界の広がりを描く 田原田鶴子さんの絵 2007刊2019/01/10